よろづやアンテナ

ITから生活の参考になる情報を備忘録代わりに残していきます

あたりまえのアダムス(ロバート・アップデグラフ著) ブロガーとして成功する秘訣を改めて実感!

f:id:merrywhite:20210923070742j:plain


システムエンジニアの仕事をしていると、テクニカルを優先する人と、顧客の事を優先する人と別れます。


本来は顧客が優先されるべきなんですが、なぜか、自らの技術を優先してしまう。


同様に、仕事をしていると、どうしても難しくしたくなる事があります。シンプルはよくないとついつい考えてしまいます。


例えば、提案資料なども、細かく作る人がいます。ざっと見ただけで何が書いてあるのか分からなかったり、、会議などでも、難しい話をしてドンドン煮詰まる事もあります。


そんな時に読む価値がある書籍が”あたりまえのアダムス”です。

 

主人公は賢くない平凡な男ですが、当たり前の事を当たり前にする。これが様々な仕事で結果を出し、いつしか主人公はビジネス界のヒーローになるという話です。


この広告マンのストーリーが米国に初めて登場したのは1916年のことで、以来、もう一度読みたいという読者の声が集まり、復刻が重ねられたものだそうです。


さて、この話を読んだ時に感じるのは、物事を成功させる為には、当たり前の事をするだけという真理です。


何かを成功させる為には、奇抜なアイデアや難しい事でなければならないと考えてしまいますが、実はそうではないという事が分かります。


例えば、書籍の中でケーキの広告の仕事についての話があります。


主人公のアダムスは、まだ自分の仕事でもないのに、その話を聞いた日の昼休みに、広告の商品を探し歩き、そしてそれを買い、昼食代わりにたっぷりと食べます。


その後、自分がこの仕事をまかせられたらいい仕事をしようと決心します。


しかし、残念ながらその仕事は、ベテランの先輩に割り振られます。


その後、広告キャンペーンが実施されます。アダムスは先輩がつくった広告作品の校正を見て、その出来栄えに気落ちしてしまいます。


「自分にこんなコピーは書けっこない・・・。」


しかし、その広告は大した結果を出すことができず、広告も打ち切りになります。そこで、アダムスにチャンスが来ます。


アダムスの広告を顧客が気にいり、再度、キャンペーンを再開する事になります。そして、その際、アダムスはアイデアを出し、顧客がケーキを試食できるようにしました。


色んな様々なアイデアにより、広告は見事に成功します。


ここで何を得られるかというと、どんなに素晴らしいキャッチコピーでも、顧客の心に響かなければ意味がないという事です。


アダムスの素朴なキャッチコピーや、試食のアイデアなどが顧客の心をつかんだのです。


私は副業としてブロガー活動をしています。


ブロガーを始めた時は、自分なんかが稼げるようになることなんてないと思っていました。


ただ、一度やると決めたからには、自分ができる事を精一杯アウトプットしていこうと思いました。


しかし、周りの仲間が次々と成果を出していくのにもかかわらず、自分は全く結果が出ない。


「やっぱり自分はセンスがないのかな・・・」と思ったことが何度もあります。


そして、ブロガー仲間がメディアに取り上げられたり、大きな収益を上げたと聞くたびに、ドンドン差がつけられている気がしました。


その不安を消す為に、自分にある時間は可能なかぎりブログに割り当てるようにしました。


そして、気付けば、記事も3000記事を超えていました。そして、収益も今では5万円近く稼げるようになりました。


これまでやった事は、結果が出ていなくても努力し続ける事です。それが、徐々に結果として出てきています。


この書籍を読んで、自分の経験と照らし合わせて感じたことがあります。


それは、自分の結果はすべて、テクニックではなく、ただブロガーとして記事を更新し続けた事だと思います。


確かに人をひきつけるようなコピーが書ける技術を持っている事に越したことがないですが、それでも努力し続ける事が最終的に結果を出せるのではと思います。


特にこの書籍の当たり前の事をやるのは、ブロガーにおいても大切な考え方だと思います。


訪問者が有用だと感じるコンテンツを提供し続ける事。そして、ブログに情熱をもって記事を更新し続ける事。


これができれば、時間がかかっても必ず結果がついてくると思いました。

 

あたりまえのアダムス

商品説明
   この広告マンのストーリーが米国に初めて登場したのは1916年のことで、以来、もう一度読みたいという読者の声が集まり、復刻が重ねられたという。つねに新しさが追い求められる広告業界を描いた作品が、時代を経ても古びないのは驚きで、それだけの価値あるメッセージが秘められている。


   その点からすればストーリーには意外性がある。全体は拍子抜けするほど短く、サクセスストーリーの要素も淡白である。主人公は賢くない平凡な男。「オブヴィアス(あたりまえの)・アダムス」とあだ名がつけられるほどの常識人で、クリエイターとして華麗なアイデアを出すわけでもない。


   しかし、そんな「あたりまえ」さゆえに、主人公はビジネス界のヒーローになり上がるのだ。主人公はたとえば、クライアントから次のようなことを言われる。「君の言うとおりだ。どうやら広告は魔術ではなく、ほかのあらゆることと同じように、平凡な常識の問題なのだとわかり始めたよ」。


   当たり前のことを言い、当たり前にやり遂げる主人公の尊さが、全体に浮かび上がってくる。これは、何らかの課題や問題に向き合うビジネスパーソンの心にさまざまな形で届くはずだ。とくに、袋小路に入ったときや問題が複雑に見えるときほど、あるいは、近道を求めたくなるときや常識を踏み外しているときほど、このメッセージがもつ意味は大きくなるだろう。