私の仕事はシステムエンジニアですが、ストレスの多い仕事の一つだと思います。
かれこれ10年近く仕事をしていますが、鬱病でこの仕事を辞めた人や休職を余儀なくされた人を何度も見てきました。
一度、鬱病を発症すると、再発の可能性もありますし、何より職場復帰するのに時間がかかる場合があります。それだけ、メンタルケアは非常に大切な考え方になっています。
そして、先日、会社でこのメンタルケアについての講習を受けました。
その講師自体も、以前は過度のストレスを抱え、電車を見てふらっと飛び込みそうになった経験があるそうです。理由は親の介護でした。仕事は東京ですが、実家は離れていて週末は実家に通うということをしていて、人生に疲れたそうです。
ストレスを上手に解消できない人は、そういった経験をした事があったのではないでしょうか。
ちなみに、今の日本ではうつ病が原因で自殺する人が毎年3万人もいるそうです。日本人は真面目ですが、感情を上手に表現できずに、溜めこむ人が多いです。
ちなみに、過度のストレスが2週間以上続くと、危険信号だそうです。例えば、仕事のプロジェクトが火を噴いて、精神的にも肉体的にも辛い状態が続いた場合、病気を患う可能性があります。
もしくは、スキルがない時に、オーバースキルの仕事を振られ、悩み過ぎて精神的に病んでしまったり。。。
初期の段階では、ストレスを上手に解消する事が非常に大切になってきます。
例えば、好きな映画を観るとか、漫画を読むとか、仕事の事を考えない楽しい事を行う事も一つです。悩み過ぎると、休みの日も仕事の事を考えるようになり、ろくに休めないという状態になる事があります。
そうなると、まさにブルマンデー症候群になってしまいます。
また、ストレスの原因が自分にあるのか、環境にあるのかでも対処法が変わってくると思います。自分にある場合は、自分だけでもなんとか解決できる場合がありますが、環境が要因の場合は、自分だけで解決するのが難しい場合があります。
その場合は、会社に相談して仕事を変えてもらうようにお願いする事や、最悪の場合、仕事を変えるのも一つだと思います。
私も、あまりにブラックな会社で仕事をし続ける事になった場合は、将来を考えて会社を辞めた事があります。
結果的には、その判断は間違っていないと思います。今も、そのブラック企業に勤めていたら、どうなっていたのか分かりません。少なくとも、今のようにエキサイトした日々を送るのは難しいと思います。
もし、今の精神状態はあまりよくないと感じている人は、厚生労働省の「こころの耳」というサイトを活用できます。
>>こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(厚生労働省)
ここでは、職場のストレスチェックなどもできますし、実際に相談する事もできます。
うつ病などの病気は自分自身も辛いですが、何より国も経済的損失も大きいです。
日本という国も、国民が健康で働く事ができるからこそ、国の経済も潤う訳です。何より、人生は悲観するものではなく、楽しむものだと個人的には思っています。
仕事は生活する為に必要な事ですが、仕事が原因で人生を終わらせるなんて、言語道断だと思います。
仕事はあくまで生活する為の手段です。
一番大切なのは、家族であったり、私生活を充実させる事です。私生活が充実しているからこそ、仕事も順調にすすめる事ができるようになるのです。
職場には様々なストレスがあります。ストレスもいいストレスもあれば、悪いストレスもあります。適度なストレスは、仕事を行う上でプラスに働きますが、悪いストレスは、仕事を続けるのが困難な状態になる場合があります。
過度なストレスに日々さらされている人は、限界が来る前に誰かに相談するなどの対処を行う事で、自分が考えているよりも、意外と簡単にストレス解消できる場合もあるので、まずは相談してみるのも一つですね。