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派遣会社の社員でエンジニアとして働き続けることのメリット、デメリットについて

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最近、職場が変更になったんですが、そこで送別会をしてもらう中で、働き方についての話になりました。これって派遣として働く人の場合は、よく出る話だと思います。


以前、東京で大手の派遣会社で働いていたことがあり、社長の書籍を何冊が読みましたが、今のように派遣会社ができる前は、派遣という仕事自体が全く認知されていなかったそうです。だから、当時は、派遣という仕事の在り方は、海外から持ってきたものだそうで、日本にはなかったそうです。


そこから、時間をかけて派遣という仕事の在り方が当たり前のようになってきました。派遣という仕事の在り方は、メリットもありますし、デメリットも当然あります。だから、よく派遣社員の悩みなどがSNSなどでもアップされたりしていますよね。


では、派遣会社に勤めて、派遣社員として働くメリット、デメリットはどんなものがあるのでしょうか。実際に派遣社員として働き続けた私が感じたメリット、デメリットについて、言及していきたいと思います。


まずは、メリットから。

職場が嫌になったら、ブラックな組織・会社だったら就業先を変更することができる


先日も、以前働いていた派遣会社の同僚と飲んでいたんですが、同僚は派遣社員という働き方に満足しているそうです。その理由として、職場がブラックだった場合、就業先を変更することが可能だからだそうです。


確かにそれは一理あって、就職した会社が必ずしもいい会社とは限りません。最近はブラック企業という言葉が当たり前のように使われるようになりましたが、以前は、馬車馬のように社畜としてサービス残業をさせられたり、教育とかこつけて、怒号を飛ばしたりという光景があったのではないかと思います。


ちなみに、今の若い人は想像できないかもしれませんが、昔は職場で当たり前に煙草を吸えていたそうです。私も経験したことがありませんが、休憩室で普通に煙草を吸っていたそうです。禁煙する習慣がない人からしたら地獄ですよね・・・。と余談ですが、職場がブラックだった場合、すぐにやめられず、我慢をしていると精神が病んでしまうなんてこともあるかもしれません。


派遣会社の社員であれば、就業先がブラックだった場合、自社に相談をして職場を変えてもらうことが可能です。その会社のプロパーだった場合、簡単には逃げ出せないですからね。実際に、社員の方が精神を病んで一ヵ月くらい会社に来なかったことや、そのまま会社に来なくなった方を見たことがあります。


派遣社員だから精神的に楽というわけではありませんが、プロパーの場合、部署異動がなければ環境を変えることができませんが、定期的に部署移動する文化がない場合は、つらい状況が続く可能性があります。派遣社員の場合は、就業先を変更できるのがメリットと言えると思います。

色んな企業で経験をつけ、スキルを身に着けることができる


派遣社員のメリットとして、色んな企業で経験をつけ、スキルを身に着けることができるという点が挙げられると思います。


私が最初にお世話になったベンダー企業で、若い社員の方が「ここの文化がいいのか、悪いのかはここしから知らないから判断できない」と発言していました。


同じ業種であっても会社や組織によって、文化ややり方が様々です。働きやすい環境もあれば、そうではないところもあります。


同様に、人間関係がうまく形成されている組織、会社もあれば、そうではなく、ギクシャクしていたり、会話が全くないようなところもあります。


どちらがいいとは言いませんが、会社や組織によって合う合わないがあるのは間違いありません。色んな企業を経験することで、多角的にものごとを見れるようになります。


例えば、あるやり方に問題があると感じた場合、過去の経験と比較することもできますし、過去の経験がノウハウとして使えることがあります。以前、池上彰の番組で、日本は会社に帰属意識が強く、転職をよしとしない傾向がありますが、アメリカは仕事を選ぶので、自由に職場を変える違いがあるとありました。


プレジデントオンラインの記事でも、日本は同じところで経験を積む為、リスクを冒さず、経験の幅も広がらないし、成長しないとありました。色んなところで働いたほうが当然、視野も経験も広がりますからね。

 

 

自分に合った会社で頑張れば引き抜きにあうチャンスも!憧れの企業で働くチャンス


派遣会社で働く魅力の一つが、上にあげたように様々な企業で働くチャンスがあることです。実際に働いてみると分かりますが、同じ業種でも働き方は、会社によって異なります。同じ会社でも組織の違いで別会社のように感じることだってあるくらいです。


ただ、給与体系、福利厚生などは、組織によって大きく変わることはないので、あこがれの企業で評価をされれば、その企業の社員になるチャンスがあります。実際に、私も過去に何度も社員にならないかといううれしいオファーがありましたし、就業先でも、派遣社員から就業先企業のプロパーになった人も多くいます。


資料、サイト情報、そして実際の面談だけでその企業のよし悪しを判断することは不可能です。実際に入社して働かないと見えてこない事ってたくさんあります。その為、個人的には、派遣社員として働き、評価をもらい、そして、社員の話になるというのは、お互いにwin-winになるのではと思うのです。


当然、嫌だったら断ればいいですし、働き甲斐を感じているなら正社員になるのも一つです。そういった選択肢があるのも、派遣会社で働く魅力と言えますね。


と、派遣会社の社員として働くことは、決して悪い事ばかりではありませんので、派遣会社で働くデメリットについても説明したいと思います。

常駐先に切られる可能性がある、年齢があがると就業先の選択肢が減る


派遣会社に勤めるデメリットとして、常駐先に切られる可能性があるということと、年齢があがると就業先の選択肢が減るということがあると思います。


まず、その人にどれだけ評価があっても、ITエンジニアについては、プロジェクトの終了であったり、案件数が減っていくと、契約が切られる可能性がゼロではありません。現場によっては長期間働き続けることができる現場もありますが、常駐業務の場合は、数年単位で現場が切り替わることが多いと思います。


委託という方法もありますが、派遣と委託では、責任範疇が変わるので、これまた違う問題がでてきます。個人的には派遣会社が委託業務をしようと頑張りますが、スキル不足などでうまくいかないケースが多いように思います。


また、年齢が上がると、当然、受け入れ先の企業が減ってきます。年齢が高いと常駐先が減っていくので、派遣会社自体もリスクが高まります。そもそも、派遣業ができてそれほど経過しているわけではないので、年齢があがった場合に、エンジニアをどう雇っていくかは課題の一つかもしれません。


さらに、年齢があがると若い時のように寝ずに仕事を頑張るということが難しくなったり、体がついていかないことがあるので、やはり派遣会社に勤めるというリスクはゼロではありません。


ただ、派遣会社でも、自社で管理職にあがるという選択肢もあるので、必ずしも現場に出続ける必要はありません。ただ、管理職になれるのはほんの一部なので、将来が不安な方は、派遣会社の社員として働き続けるより、どこかの会社に入社したほうがあだ、安心かもしれません。

責任のある仕事を任せられない可能性もある


契約にもよりますが、職場によっては責任のある仕事を任せられない可能性もあります。例えば、職場では、リーダーがプロパーでないとダメというルールがあったり、見積もりを作成するのはプロパーだけとか、業務内容に成約がある場合があります。


与えられた仕事だけをしていると、スキルがつかないケースもあります。その点、プロパーのほうが責任のある仕事を任せられる為、プレッシャーや上からの重圧はありますが、その分、間違いなくスキルはあがりますよね。


特に年齢を重ねていくと、人を管理する側のスキルも必要になる為、必然的にそういった経験をすることがキャリアアップにつながります。現場によってスキルがあがりにくいという特性もあります。


ただ、これも派遣社員の場合は、現場を選ぶことができるので、「ここはスキルがつかない、
経験にならない」と思う場合は、職場を変えてもらうのも一つかもしれませんね。怖いのは、「ここは定時で帰宅できるからいい」とか「簡単な業務だけ任されるから楽」みたいな気持ちで働いていると、将来が先細りしてしまうかもしれませんのでご注意を。

給与に格差がある場合がある


派遣会社によっては、信じられないくらい給料が安いケースもあります。東京で出会ったエンジニアは、3次受けの会社に勤めていたこともあり、なんと交通費が自腹でした。


ITエンジニアの仕事をしていて交通費が自腹ってびっくりしました。当然、月収も激安です。私が過去に勤めた派遣会社で最低賃金だったのが月額15万円だった会社です。もう完全な奴隷制度ですね。


一応、資格を取得することで25万円まで上げることができます。これも、少ない給料で粗利を増やすための会社が考えた方法ですね。派遣会社の利益率が高ければ高いほど、会社の搾取率が高いということになりますので、顧客の評価が高いのに、給料が安い場合は注意が必要です。


個人的にお勧めの派遣会社の選び方がありますが、それは別の機会にお話しするとして、派遣会社はプロパーと違い給料が激安といことがあるので注意が必要です。ただし、会社選びに成功した場合は、給与の逆転もあるので、会社選びが重要になりますね。

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