年齢を重ねていくと感じる事があります。それは人の死が身近になっていくことです。実際、今年、父親がなくなりました。
遺品などを持ち帰ろうか悩んだんですが、孤独死をして発見が遅れた為、死臭がすごくて、家族全員、持ち帰りを断念しました。
私の思い出の品などもあったんですが、残念ながら諦めました。ただ、生前、父親が「自分はいつ死ぬか分からないし、物も管理できないから、必要なものは持っていくように」と言ってくれていて、いくつか手元にあったのは幸いでした。
そして、年齢を重ねていくということは、さよならする人の数が増えていくことだと思います。
たまたま観ていた探偵ナイトスクープの「妻の声を忘れたくない」という話が、あまりに切なかったので、紹介します。
依頼者の旦那さんは、現在、無職でひきこもり状態とのこと。そして、依頼は、奥さんが亡くなられて写真などで顔は忘れないけど、声を忘れてしまいそうで、というものでした。
そして、奇跡的に、なんと奥さんがかつて、番組に依頼が採用されていた為、ビデオを見させてくださいという依頼でした。内容は10年前の依頼で、ちょうど北野誠さんが訪問していました。
内容を見て、旦那さんは奥さんが若いという内容を発言されていました。10年も経つとだいぶ変わるでしょうからね。
ビデオを視聴後、番組的に旦那さんをなぐさめようとして、芸人のハライチとお風呂に入っていました。年齢を重ねて、結婚している人は、どちらかが先に亡くなる事になります。
残されたほうの悲しみはとても想像できません。人はいつか死にますが、やはり、残された人が悲しみを背負うのだと感じてしまいます。
そして、こういった番組を見て、家族が元気でいることが何よりの幸せであることをかみしめることができました。人生は大変ですが、家族がいるから乗り越えられるし、幸せを感じられる、そう思いました。