ESXiで、シンプロビジョニングされたディスクの復元は、WindowsNFSデータストアでthickになる制限があるようです。実は、先日、ESXiからWindows Server 2019の上に構築したNFSサーバをマウントして、ストレージvMotionをしてみました。
ESXi上で作成した仮想マシンはシンプロビジョニングで構築しています。
それがストレージvMotionの完了後、ディスクタイプがシックに変わっていました。これは何かあるなと思って調べていたら、以下のIBMの情報にヒットしました。
情報元
Restore of THIN provisioned disk restores as THICK on NFS datastore
問題
シンプロビジョニングされたディスクを使用してVMが正常に復元されると、ディスクはTHICKと表示されます。
症状
シンプロビジョニングされたディスクは、復元後にTHICKとして表示されます。
vCenterのバージョン:5.5、6.0
ESXバージョン:5.5、6.0
NFSデータストア
問題の診断
仮想マシンまたは単一ディスク(VMDK)を復元した後、プロビジョニングされたディスクタイプを確認します。
コンソールまたはdsmerror.logファイルにエラーメッセージは表示されません。
注:NFSデータストアがハードウェアアクセラレーションをサポートしていない場合、すべてのVMDKはシンプロビジョニングされたとおりに復元されます。
問題の解決
これは、ここに記載されているNFSデータストアの既知の制限です:
http://kb.vmware.com/kb/2077787
ということで、制限による挙動だったわけですね。WindowsのNFSサーバを利用する場合は留意点になります。