検証で、Windows Server 2019 NFSサーバにESXiマウント後、ストレージvMotionの速度が遅いということがありました。ESXiのローカルディスクに作成した仮想マシンなので、速度がでないのは当然ですが、一時的に共有ディスクが必要な場合に、パフォーマンスを求めないなら、すぐに準備ができて便利です。
なぜか、受信より、送信のほうが速度がでました。40GB程度の仮想マシンで受信が30分、送信が10分。受信時は、通信に山ができて不思議な動作をしていました。
パフォーマンスを出したいなら、NICはVMXNET3、仮想ディスクも準仮想化にするとか構成は意識したほうがいいですね。
仮想マシンをデフォルトのまま作成すると、E1000Eになっているので、注意が必要です。
そして、NFSによるストレージvMotionの利用に関しては少し、注意が必要なので参考情報です。
情報元はこちら、
制限事項の抜粋です。
●仮想マシン ディスクが通常モードになっているか、Raw デバイス マッピング(RDM)を使用している。仮想互換モードの Raw デバイス マッピングでは、移行先が NFS データストアでない場合、移行中にマッピング ファイルの移行や、シック プロビジョニング ディスクまたはシン プロビジョニング ディスクへの変換ができます。マッピング ファイルを変換する場合、新しい仮想ディスクが作成され、マップされた LUN の情報がこのディスクにコピーされます。物理互換モードの Raw デバイス マッピング では、マッピング ファイルのみ移行できます。
●VMware Tools のインストール中に仮想マシンを移行する操作はサポートされない。
●VMFS3 データストアは大容量の仮想ディスクをサポートしていないため、2TB を超える仮想ディスクを VMFS5 データストアから VMFS3 データストアに移動することはできません。
●仮想マシンを実行しているホストには、Storage vMotion を含むライセンスが必要。
ESXi 4.0 以降のホストでは、vMotion の設定なしで、Storage vMotion による移行を実行できます。
●仮想マシンを実行しているホストが、ソースとターゲットの両方のデータストアにアクセスできる。
●vMotion および Storage vMotion による同時移行数の制限については、同時移行の制限を参照してください。
「VMFS3 データストアは大容量の仮想ディスクをサポートしていないため、2TB を超える仮想ディスクを VMFS5 データストアから VMFS3 データストアに移動することはできません。」というのは知りませんでした。構成と利用条件は確認しておいた方がいいですね。
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