VVOL データストアに保存された仮想マシンの複製でESXi6.7ホストでPSOD パープルスクリーンが出る事象があるそうです。パープルスクリーンは何度か見たことがありますが、怖いですよね。。。VMware NSXを構築中に経験をしたことがありました。
ちなみに、VVOLデータストアとは、、
vVolsデータストアは、vCenter Server および vSphere Client におけるストレージ コンテナです。
ストレージ システムによってエクスポートされたストレージ コンテナを vCenter Serverが検出した後は、それらをvVols データストアとしてマウントする必要があります。vVolsデータストアは、VMFS データストアなどの従来の方法ではフォーマットされていません。ただし、vSphere のすべての機能（FT、HA、DRS など）を使用するにはデータストア構成が正常に機能する必要があるため、依然として Virtual Volumes データストアを作成する必要があります。
vSphere Clientのデータストア作成ウィザードを使用して、ストレージ コンテナをvVols データストアにマッピングします。作成する vVolsデータストアは、特定のストレージ コンテナに直接対応します。
vSphere 管理者の観点からすると、vVolsデータストアは他のデータストアと似ており、仮想マシンの保持に使用されます。他のデータストアと同様に、vVolsデータストアは、参照することができ、仮想マシン名別に Virtual Volumes の一覧が表示されます。また従来のデータストアと同様、vVolsデータストアはアンマウントとマウントをサポートします。ただし、アップグレードやサイズ変更などの操作は、vVolsデータストアには適用されません。vVolsデータストアの容量は、vSphere の外部のストレージ管理者が構成できます。
そして、タイトルの内容です。
VVOL データストアによってバッキングされた仮想マシンで複製が開始されると、ESXi 6.7 ホストは PSOD でクラッシュする。
バックトレースは次のようになる。
0x451aae39acf8:[0x41800e5c745f]ScsiExtentDeleteBlocks@(vvol)#+0xf stack: 0x113ecd87670dbc, 0x1, 0x800000000011cb6d, 0x451aae3a32c0, 0x41800d11564a
0x451aae39ad00:[0x41800e5c115d]VVolIoctl@(vvol)#+0x676 stack: 0x1, 0x800000000011cb6d, 0x451aae3a32c0, 0x41800d11564a, 0x0
0x451aae39ae40:[0x41800d07b7de]DevFSIoctl@vmkernel#nover+0x627 stack: 0x451aae39ae50, 0x43065a1bab70, 0xa0200, 0x40000000, 0x0
0x451aae39aee0:[0x41800d04d26b]FSSVec_Ioctl@vmkernel#nover+0x6c stack: 0xed8e100, 0xbe9a6fc9020, 0x451aae39b058, 0x451aae39b058, 0x451aae39b072
0x451aae39af30:[0x41800d04ac01]FSSObjectIoctlCommon@vmkernel#nover+0x5a stack: 0xffa, 0x430ca6fc9020, 0x41800e47cc90, 0x41800d115313, 0x37c0
0x451aae39aff0:[0x41800d04b096]FSS_IoctlByFH@vmkernel#nover+0x97 stack: 0x4316e7e78dd0, 0x501, 0x451aae39b058, 0x2a80800, 0x0～長いので割愛
この問題は、ESXi 6.7 U3 で修正されているとのことなので、最新版を入れるか、VVOLを使用している場合は、アップデート必須ですね。
「参考」
