Hyper-V2016 ゲストOS起動時に作成されるvhdx.tmpファイルについての質問がフォーラムにありました。これまでHyper-Vの環境を使っていたことがありますが、あんまり意識していなくて、どういったファイルなのか調べてみました。
問い合わせの内容はこちら。
以下は抜粋です。
Hyper-Vホスト:Windows Server 2016
構成:1:1(アクティブ-スタンバイ【ADのみお互いにレプリカを行っております。】)上記ホストの下に作成されているゲストOSを起動した際、
「ゲストOS名.vhd.tmp」というTMPファイルが作成され、Hyper-VホストのHDD領域が圧迫されてしまいます。
今回教えて頂きたい事は、一次ファイルと思われるこのファイルがどうして作成されてしまうのかです。
またこのファイルが不要なものである場合、どのようにすれば作成されないように出来るのか教えて頂きたいです。
TMPなので一時ファイルのように見えますが、強制終了するとできるのではというコメントもありますね。
vhdファイルを更新した時のジャーナルのようなファイルですので、アクセスすれば作成されること自体は仕方ありません。本来正常にゲストをシャットダウンしていれば削除されるはずなのですが、強制終了でもしているのでしょうか?
普通に考えて強制終了して運営していることはないでしょうけれど。
海外のフォーラムにも情報がありました。
Hyper-V Replica creating files .vhdx.tmp on the replica server. what is it? can I delete?
質問内容の抜粋です。
Hyper-vレプリケーションを有効にしており、レプリカサーバーで、現在使用しているVHDX名の一部のファイルが複製されていますが、拡張子はVHDX.TMP "myvhdx.VHDX.TMP"です。
削除できますか?
彼らは何が必要ですか?私はウェブ全体を検索しましたが、問題についてはあまり見つかりませんでした。また、msdnには.vhdx.tmpファイルタイプに関する参照がありません。
以下のように回答があります。
ファイルは「通常」であり、Hyper-Vレプリカの初期レプリカまたは再同期の一部です。作成されるかどうかは、レプリカの状態によって異なります。これらは自動的に作成され、自動的に削除されます。孤立した.TMPファイルがある場合、それらは失敗した複製の試みからの「残り」である可能性があります。次に、日付を確認し、VMのレプリケーション統計に示されているものと比較して大幅に遅れている場合は、安全に削除できます。(Hyper-Vファイルはいつでも安全に削除できます。実際のファイルは使用中であり、削除しようとするとエラーが発生するため、削除が成功した場合、ファイルは不要になりました(通常、失敗した操作)
Hyper-Vレプリカの初期レプリカまたは再同期の一部とのことです。本来は、これらは自動的に作成され、自動的に削除されるとあります。削除できるとあるので、影響が少ないサーバならバックアップを取得したうえで試してみるのもいいかもしれませんね。
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