よろづやアンテナ

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hulu 十角館の殺人 視聴レビュー 映像をしっかり観ていたら犯人に気づける

hulu 十角館の殺人を視聴しました。

 

youtubeでも広告がでていて気になっていました。

 

こちらが原作です。

 

 

あらすじです。

 

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)

 

 

レビューの評価も高いです。※ネタバレ注意

 

「国内本格ミステリのベストととも評価される名作。あの「一行」には本当にやられた。そこで全てがひっくり返る。登場人物が海外の有名ミステリ作家名で呼ばれるのも、海外ミステリファンにとって楽しい限り。真犯人の動機について少し弱さを感じるところが唯一の欠点か。だがこれを読まずに国内ミステリは語れないほどの傑作なので、必読である。」

 

「普段は船の往来がない孤島に乗り込んだ大学のミステリ研究会のメンバーが、一人ずつ○されていくというお話です。犯人の決意が描かれるプロローグ、孤島、十角形の奇妙な建物と、序盤のワクワク感はなかなかです。ただ、ゾクゾク感があまりないのですよね。各々のキャラクターの描写が少なく、あまり感情移入ができないまま、淡々と○されていくので。あと、十角館や島がこじんまりとしすぎていて、空間的な広がりや深みがいまひとつ感じられなくて、恐怖を誘うホラー的な要素が少ないのもあるんでしょうね。不意に犯人を知らされたときには、思わず"Oh"と漏らしましたし、その驚きをもたらすために、よく練られた作品だとは思います。」

 

「2024年3月に実写化というニュースとともに、映像化不可能作品というキャッチフレーズに惹かれてどうしても読みたくなりました。
島へ渡った登場人物の名前と性格が区別しにくく、その点が少し読み進めにくかったです。
しかし、犯人が明かされる一言に息を呑みました。
世界がひっくり返る衝撃を味わう瞬間はそう多くはありません。しかもこんなにシンプルに鮮やかに。
同時に「映像化不可能」と言われている理由も理解しました。
すごい。
本当にどうやって映像化するんだろう。映像作品も絶対観たい。

そしてエピローグの薄緑色の余韻に浸りながらプロローグを読み返しつつ、そこにはっきりと記されている、物語と作品全体のヒントとも言うべき一文を読み、小説の作り方など微塵もわかりませんが、少なくともこの小説は家の建築のようだと感じました。
土台があって骨組みを組み上げ肉付けし、装飾を施していく。
見えていなかったその骨組みが、たった一言であらわにされる。
とても美しい作品だと思いました。
これから犯人の行動を追って、もう一度読み直します。」

 

 

原作を読んでないのですが、映像化ってやっぱり難しいのかなとか感じました。

 

少し内容的に緊迫感がなくて、たんたんと人数が減っていく感じです。人が亡くなっているのに、淡々と推理しているあたりが逆に怖いです。

 

後、喫煙シーンがとにかく多い。

 

近年の作品であれだけ喫煙シーンが多いのって珍しいくらいです。監督が好きなのでしょうか。

 

そして、ネタバレになるのでご注意ですが、映像をしっかりと観ていたら犯人に気づけます。

 

途中であれ、1人、2役って思ったのですが、ああなるほどとなりました。

 

話自体はなかなか面白かったのですが、孤島と本土の2つのシーンが交互に行われるので、ちょっと理解が難しいです。

 

後、時系列的にばれるのではないかなとか、いろいろと考えてしまいましたが、流してみるには楽しめる作品と思いました。