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映画 死刑にいたる病 レビュー 阿部サダヲのヒトコワ グロシーンは孤狼の血を超える ラストがどんでん返し

映画 死刑にいたる病 レビューです。youtuberがすごいと映画館上映されているときにレビューしていたので、見たかったのですが、せっかくの連休ということでレンタルで視聴しました。

 

 

まずは概要です。

 

「凶悪」「孤狼の血」の白石和彌監督が、櫛木理宇の小説「死刑にいたる病」を映画化したサイコサスペンス。鬱屈した日々を送る大学生・雅也のもとに、世間を震撼させた連続殺人事件の犯人・榛村から1通の手紙が届く。24件の殺人容疑で逮捕され死刑判決を受けた榛村は、犯行当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよく店を訪れていた。手紙の中で、榛村は自身の罪を認めたものの、最後の事件は冤罪だと訴え、犯人が他にいることを証明してほしいと雅也に依頼する。独自に事件を調べ始めた雅也は、想像を超えるほどに残酷な真相にたどり着く。「彼女がその名を知らない鳥たち」の阿部サダヲと「望み」の岡田健史が主演を務め、岩田剛典、中山美穂が共演。「そこのみにて光輝く」の高田亮が脚本を手がけた。

2022年製作/128分/PG12/日本
配給:クロックワークス

 

 

参考にしたレビューです。※ネタバレ注意

 

「 いゃ〜恐ろしい。連続殺人犯大和のジワジワ殺すやり方があまりにも恐ろしいし、日頃はパン屋の店主として人当たりも柔らかく、穏やかな人物であるギャップもとても怖い。小さな町で子供を相手の連続殺人、もっとはやく逮捕できそうだけど。
 犯人から雅也の元に送られた手紙から雅也が調査し始めるが、最後の殺人の犯人を突き止める。警察は何故見落としたのか、無能すぎる。金山演じる岩ちゃん、誰だか最初わからなかった。なかなかの役作り。
 雅也の母が大和と幼馴染だったが、常に何も自分で決められない母。ちょっと観ていてイライラ、自分の子を1人で出産したこと、死産だった子供を大和と一緒に燃やしたことなど、やはり決められず、大和が決めた事なのかな。
 凶悪な事件を調べるうちに、雅也の性格が変わっていく。付き合い始めた彼女の爪が気になる様子。怖い怖い。でもどういうこと?彼女と金山はどういう関係?彼女もまた爪に興味がある?彼女もヤバイ?
 白石監督のこの手のヤバイ映画はやはり面白い。阿部サダヲの力量もやはりすごい。」

 

「全体的に好キャスティングが光る。シリアルキラー・榛村を演じる阿部サダヲは、大人計画入団時に提出した履歴書の写真で顔色が悪かったことから芸名が「死体写真」になりかけたという逸話がよく知られるが、常に死んだような目をしていることもそんな印象に影響しただろう。穏やかな物腰と細やかな気配りで狙った相手の心を支配するという人物設定に、あの眼差しが説得力を与えている。

榛村に取り込まれそうになりながらも抗おうとする大学生・雅也を演じた岡田健史も、阿部とのコントラストが絶妙だ。長髪の謎の男は誰が演じているのかわからないまま、エンドロールで岩田剛典の名を見て「ああ、あの男か」とようやく気づいた。それほど見事にスターオーラを消している。

そして、雅也と同じ大学に通う灯里を演じた宮崎優。初めのうちこそ彼女の目立たず内にこもった感じが、映画の中で“映えていない”ように感じたが、次第に秘めていたものが表に出てきて、あの地味目な見かけも実は伏線だったかと驚愕させられた。過去の出演作「任侠学園」「うみべの女の子」を観たのに印象に残っていないが、本作での演技は映画関係者と観客の心にしっかりと刻まれるだろう。宮崎優を世に出す一本でもある。」

 

 

感想ですが、実は想像の上は行かなかったです。

 

あまりにグロイという意見が多くて、想像しすぎました。孤狼の血もかなりえぐかったので、相当想像してしまいました。

 

グロシーンで言うと、sawとかのほうが圧倒的に目をかばいたくなる内容です。

 

ただ、日本でここまではないので、衝撃です。そして、やはり一番の見どころは阿部サダヲの狂気でしょうね。普段はおとなしくしているのですが、狙った獲物に対してはとにかく狂気としか言いようがないです。

 

レベルで言うと、日本というよりは海外のレベルですね。

 

「トイボックスキラー」で有名な海外事件だと拷問を楽しんでいるということがありましたが、まさにそんな感じです。

 

徐々にいたぶって楽しんでいます。そして、最後は、埼玉愛犬家連続殺人事件のように証拠を残さないですね。爪は残していましたが。

 

そして、終わりを示す爪を川に流すシーンは桜のようで狂気ながらきれい見えるという怖さ。

 

そんでもってラスト。

 

なぜ、この女の子は雅也に近づいてきたのか。それがラストに分かります。いや~なかなか面白かったです。ただ、あまりに前評判がいいので、少し想像を超えなかった感があります。

 

しかし、冒頭20分がえぐいとのことでしたが、その後に一番えぐいシーンがますので苦手な方は要注意です。

 

死刑にいたる病