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韓国 映画 殺人者の記憶法 レビュー アルツハイマー病の連続殺人犯人が娘を狙われて奪う側から守る側に

韓国 映画 殺人者の記憶法 レビューです。

 

まずはあらすじです。

 

あらすじ・解説
かつて連続殺人を犯し、アルツハイマー病を患うビョンス(ソル・ギョング)は、接触事故に遭った後にテジュという男と出会う。その異様な雰囲気から彼が殺人鬼であると直感したビョンスは、警察に通報しようとする。だが、テジュが警察の人間であったことから誰もまともに取り合おうとしない。たった一人でテジュの凶行を食い止めようとするが、アルツハイマー病による記憶の喪失に苦しめられるビョンス。そして、新たな殺人事件が発生し……。

 

解説: 韓国の作家、キム・ヨンハの小説を映画化したクライムアクション。アルツハイマー病を患う連続殺人犯が、偶然出くわした殺人鬼の凶行を阻止しようとする。メガホンを取るのは『サスペクト 哀しき容疑者』などのウォン・シニョン。『ザ・タワー 超高層ビル大火災』などのソル・ギョング、『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』などのキム・ナムギル、『国際市場で逢いましょう』などのオ・ダルスらが顔をそろえる。

 

 

続いて、レビューの抜粋です。※ネタバレ注意

 

「殺人者VS殺人者そしてアルツハイマー

この作品はとりあえずえげつない。
大量殺人者が主役なところから韓国の攻める残虐性が前面に出ている作品。
ソル・ギョングの睨みの演技が終始画面に映しだされる。
ストーリーは至って暗い。
アルツハイマーを患った殺人者がもう一人の凶悪殺人者に出会い
自分の娘に危険が及ぶ恐れがあると感づいたところから物語が始まる。
はっきり言ってどうでもいいと言われればどうでもいい話である。
しかし、この作品の良いところは記憶が無くなっていくことが敵の殺人鬼を倒すためにどう作用していくかがとてもリアルタイムで描かれている。
その映像の作り方が非常に巧みでなかなか面白い。

相手の適役のキム・ナムギルが上手い。
一見、好青年を演じているが時折見せる狂気の目つきはなかなか。
物語の中盤から「あれっ?もしかして犯人じゃないのかな」と思わさせる演技力はすごい。

ラストの殺人者VS殺人者の血みどろの戦いがすごい。
これぞ韓国映画と言わんばかりの殺し合い。
ラストまで目が離せない。
殺人者を主人公にする斬新な内容ながらエンターテインメントに徹底するといった姿勢が凄みを思わせる。」

 

「オリジナル版が絶対に正解!

終わりにかけて涙が止まらなかった。という人はいないかな?
評価が厳しいようですが私は最近見た中でとても良かったです。
本当に主演の方他全ての出演者の演技力半端ない!やはり主役が圧巻!この人見るだけでも価値がある。ストーリーも緻密で無駄はなくグイグイ見れます。
ミステリ好きで色んなものを見てきた中でも過去にない斬新な展開に驚かされました。力技の安っぽいどんでん返し映画が横行する中これは本物だな〜と思いました。2パターンありますが新しい記憶じゃないオリジナル?劇場版の方が断然おすすめです。」

 

 

続いて、感想ですが、評価の高い作品ですが、個人的にはそこまで楽しめませんでした。

 

というのも、こういった事件の動画もみたりするのですが、やはり、犯人の心理がわかりにくところが怖いのですよね。

 

ところが最初からお父さんがどういった人間かも分かっていて、ということころがあり、どちらかというと、本作品はアルツハイマー病の恐怖が書かれています。

 

何しろ、この病気のせいでまともに娘も助けられないかもしれないとかなります。さらに、ラストのシーン。

 

これまでのことはどうなるのか。記憶が消してしまえばいいのか。そういったことも考えさせられます。しかし、同じ罪を犯したもの同士の接点というのはまずありえないので、この映画でしか体験できないですね。しかし、警察が来た時に突然、俊敏になったのは笑いました。人によってはおすすめの作品です。

 

殺人者の記憶法(字幕版)