それは、ダメな組織で学んだ事を、そのまま実践してしまう人がいるという事です。
特に、新入社員でダメなリーダーや組織に入ってしまうと、白いキャンパスがグレーや黒に染まってしまいます。
以前、大手ベンダで仕事をしているときに、今まで働いた中で最悪の環境の組織(リーダー)に出会いました。
どんな組織であったかというと・・・
・リーダーの言う事が絶対
・会議ではリーダー主体で話が進む
・会議ではメンバーはほとんど発言しない
・改善案、効率を考えてチャレンジをしない
・トラブルが起きてから行動する
・リーダーが上に弱く、下に強い
・タスクの丸投げが多発
・リーダーの発言が個人的意見
例を挙げたらきりがありません。私はその部署に入って一週間で辞める事を考えました。
仕事が嫌だからではありません。この環境に自分を置くことが無駄だと思ったからです。
同様に、そこの部署で半年もてば十分だという考え方もあるくらいです。その為、残った人たちは、マインドがおかしい状態になってしまう訳です。
そして、そんな環境にいると何が起きるかというと、自分で物事を考えなくなります。
その後、どうなるかというと、感覚がマヒしてしまい、そこから抜け出す事を考えなくなります。
理由は簡単で、その環境に慣れてしまうからです。
私と同じ年の人が、そこの運用で5年間も技術力もつかないまま働いていました。
私は設計業務をしていたので、すぐに転職できましたが、彼は、経験不足から他に行くところがないと会社に宣告されていました。
彼自身、そこを出ても次の行き先が不安だったのか、出ていこうともしません。
こうなると、底なし沼にはまったも同然です。
こころも体も、そこから抜け出せなくなる訳ですね。
しかし考えてほしいのが、”年齢の壁”です。
保守や運用は基本的に入りが少ないので、年齢を重ねると会社が考え出すようになります。
スキルと給料のアンマッチですね。
その時点で、スキルもつかず、年齢だけ重ねると、給料も上がらないどころか、どんどんそこにいずらくもなります。
結果、IT業界を年をとって違う職種に行くことになります・・・
私は仕事は自分でとっていくものだと考えています。
もし、会社のいいなりで、保守や運用をやり続けたら・・・そこから抜け出せなくなるかもしれません。
しかし、やる気、モチベーションがあるなら、自分をきちんとプロモーションする必要があります。
会社は平等ではありません。活躍している人ほど、注目を浴び、評価があがるんです。
ネットビジネスでもリアルビジネスでも、先に手を挙げて、先に進んでいくものが成功します。
そして、その成功者を見て、「すごい」とか「うらやましい」と思っていたら、人生は目指しているものと真逆に向かう可能性があります。
環境を選ぶのも自分、仕事を率先してやるもの自分、結果を出すもの自分なんですね。