よろづやアンテナ

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脱力系のモチベーションの低い部下をやる気にさせる魔法の言葉なんてない

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昔から言われているのかもしれませんが、”やる気のない部下がいて困る”という話をよく聞きます。 


実際、私も派遣会社にいるおかげで、様々な企業で仕事をしてきて、どこの会社にも組織において問題になる人はいるもんだと知りました。


さて、この”やる気のない部下”に対して、なんとかやる気を起こさせようとしている上司や先輩をよく見ますが、私の経験上、 ”やる気のない部下”が上司や先輩の言葉で、”やる気のある部下”になった所を、社会人になってから一度も見たことがありません。


そして世の中の書籍には、やる気のない部下をやる気にさせる魔法の言葉があるように書かれている事がありますが、そんなものがあれば、世の中、これほど部下や後輩の教育に困ることはありません。


言葉より重要な仕事に対する姿勢

多くのダメな上司や先輩は、言葉だけで人を動かそうとします。そういう人に限って、部下に信頼されていなかったり、尊敬されていなかったりします。


そういった人が、書籍などの言葉を使って、借りてきた言葉で部下を動かそうとしても、言葉の意味を伝えるどころか、返って胡散臭さすら感じてしまいます。


なぜなら、普段の行動、発言と全然合っていないからです。

 
分かり易い例で言うと、以前の現場でありましたが、上司は平気で遅刻をするのですが、部下には遅刻に対して厳しく小言を言う。その為、部下からは「自分には甘い」などと陰口をたたかれていました。


もし、その上司が始業の1時間前に来るような人だとして、それを部下が知っていたら、また聞く姿勢も変わるでしょう。


私の考えからすると、部下をダメだと言っている上司自体がダメな事が往々としてあるという事です。組織がうまくいかない理由に、自分のやりかたは問題ないけど、部下のやる気に問題があるなんて考えている人ほど、その人自体に問題があることが多いのです。


重要なのは、やる気がある部下とない部下を見分ける力


まず、やる気のない部下をやる気にさせようなんて甘い考え方は、やめたほうがいいと思います。なぜなら、ものすごい労力がかかるからです。


以前、ある職場で、能力の高いリーダーがいまいした。そのリーダーの下に、やる気のない部下がいたのですが、そのリーダーが日々、叱咤激励しているにも関わらず、変化が見られることはありませんでした。


どんなに優れた上司や先輩がいても、環境がぬるかったり、やる気のない部下が集まっていると、その組織は成熟しません。また、人間関係とはとても難しいもので、性格の不一致ですら、部下の成長の弊害になる事もあります。


実際にあった話ですが、ある体育会家の部署に、大人しい新人が入ってきました。その新人は、キャラがなじめず、仕事にも結果を出すことができませんでした。結果、その職場を離れる事になります。


その後、その新人の上司から話を聞いたところ、環境がマッチしたのか、今はやる気を出して上位資格も狙っているそう。他にも、運用業務で結果がでなかった人が、設計に移ると水を得た魚のように結果を出したりと、環境要因もあるのです。


かく言う私も、体育会系の職場は苦手なので、なるべく避けるようにしています。これも、私が勝てる場所(「いまでしょ!」の林先生の言葉)を探して仕事をしているからこそ、苦手だと思っていたIT業界もエキサイトして仕事をする事ができるようになりました。


つまり、、、上司は、部下の人間性を熟知し、判断していかなければならないのです。そもそも、本当にやる気がなければ、きつい判断をしなくてはならないかもしれませんし、やる気があっても空回りしているようであれば、その事を気づかせてあげなければなりません。


また、やる気がある部下であれば、その成長を止めない為にも、やりがいのある仕事をアサインする事も必要になります。これもすべて、部下と密にコミュニケーションをとらなければ、決して知る事はできないでしょう。


これからの時代、部下と上司は、仕事においてより信頼を築いていく必要があると思います。


そして、これまでの仕事を振り返ってきて、少し前に究極の考えにふと気づいたのです。


そのきっかけは、私が助けたい思う同僚と、そうでない同僚の違いを知ったからです。この事は、長くなるので、別の機会にお話しするとして、、


結局、何かあったら助けたいと思える同僚とは、私にも与えてくれた人なんですよね。もちろん、私もただ、与えられただけではなく、普段から与えるように努力しています。


だから、自然と、何かあったらしてあげたいと思う。これが、組織で当たり前になれば、最強の組織ができると思います。


所詮、組織は人と人の集まりなのですから。

 

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