VMware NSXの環境を操作する場合は、基本的にvSphere Web Clientを使用する事になりますが、環境の構成が不十分の場合、NSX Managerを使用するとvSphere Web Client のパフォーマンスが低下するという事象が発生するみたいです。
情報元はこちらのKBです。
>>NSX Manager を使用すると vSphere Web Client のパフォーマンスが低下する (2145640)
事象としては、vSphere Web Clientを使用して Networking & Security 内を移動している場合、次のような症状が発生するそうです。要は画面操作が重い感じですね。
・パフォーマンスが遅い
・ページをロードするのに予想以上に時間がかかる
・traceroute <NSX-MANAGER_IP> -T コマンドを実行すると、次のようなエントリが表示される。
Unable to look up <NSX-MANAGER_IP>: Temporary failure in name resolution
この問題は、vCenterサーバーがNSX ManagerのFQDNを解決できない場合に発生する事象です。
①DNS Manager コンソールにログインします。②NSX Manager の新しいホスト (A) のエントリと、関連付けられているポインタ (PTR) レコードを作成します。③vCenter Server Appliance に Putty で接続します。④次のコマンドを実行します。
vi /etc/hosts
例:
208.164.186.2 vdnet-nsx1- 3729288
⑥/etc/hosts ファイルを保存して閉じます。⑦vSphere Web Client で次のトレースルート コマンドを実行し、名前解決の問題がないことを確認します。
traceroute <NSX-MANAGER_IP> -T
⑧vSphere Web Client ユーザー インターフェイスを更新します。
また、VMware NSXのシステム要件は以下を参考にしてみてください。
>>NSX のシステム要件
ESXiを名前で登録する場合は、DNSサーバーにESXi、vCenterサーバー、NSX Mangerがそれぞれ、正引き、逆引きで名前解決できるように構成します。