ちょっと特殊な環境下になりますが、VMware NSX6.x環境でNSX Manager仮想マシンの再起動に失敗する事象が発生するケースがあります。
情報元は、以下のKBになります。
>>VMware NSX for vSphere 6.x で NSX Manager 仮想マシンの再起動に失敗する (2145676)
NSX for vSphere 6.x環境の新規インストールで、次のような事象が発生するそうです。
・仮想マシンをパワーオンすると 35% の時点で失敗する
・ただし、別のエクステンション vShield Manager では [管理] タブにエージェンシーが表示される
この事象は、vShield Managerがすでに登録されている vCenterサーバーにNSX Managerが登録されている場合に発生します。vShield Manager、NSX ManagerともにトレンドマイクロのDeep Securityで連動します。VMware NSX環境の場合は、NSX Managerをインストールしますが、vShield Managerは使いません。
vShield Manager と NSX Manager 両方が同じ vCenter Server に登録されていないことを確認してください。vShield Manager と NSX Manager はいつでも、同じ vCenter Server に登録すべきでありません。そうすると環境の構成がサポートされなくなり、環境内の仮想マシンをパワーオンすると失敗します。現在、回避策はありません。VMware では、このような種類のセットアップを避けることをお勧めしています。
そもそも、vShield Manager と NSX Managerを同一vCenterサーバーに登録するのは、サポート対象外なので、既存環境などでVMware NSXを導入する場合は、注意が必要ですね。