仮想化基盤も仮想ネットワークを使用すると運用が色々と大変ですよね。中にはNSXを利用している企業があると思いますが、運用が意外と大変だし、アップデートとかかなり慎重な作業が必要になります。
NSX環境でvCenterServerからvDSを設定後、異なるESXiの仮想マシンでPing応答なしという事象があるようです。発生条件は限定されていますが、発生するとGUIで修正できないようなのでかなり面倒です。
情報元はこちら。
https://kb.vmware.com/s/article/2145359?lang=ja
【発生状況】
●同じ ESXi ホスト上にある仮想マシン間では、一貫して相互に Ping できる
●別の ESXi ホスト上にある仮想マシンは、相互に Ping できない
●すべての仮想マシンは、それらのデフォルト ゲートウェイに Ping できる
●マルチキャストとハイブリッド モードの NSX 展開環境では、一部のハイパーバイザー VTEP がマルチキャスト グループへの参加に失敗する
●仮想マシンは ARP 要求への応答に失敗し、応答していないように表示される
ここで切り分けとしては、Pingになりますが、別のESXi上にある仮想マシン同士でPingが通らないというものです。さらに、NSX環境の場合は、本事象の原因の可能性があります。
この問題は、サポートされていない NSX クラスタを準備した後に vDS セットアップが vCenter Server を介して変更された NSX 環境内でのチーミング ポリシーの不一致が原因で発生するそうです。
かなり手順が細かいので、詳細は公式サイトを確認してください。