映画 タイムリミット 見知らぬ影を視聴しました。週末はもっぱら映画です。
展開が早い作品が好きなのでレビューの評価もよさそうなので視聴しました。
まずはあらすじです。
あらすじ・解説
ベルリンの不動産会社に勤めるカール(ヴォータン・ヴィルケ・メーリング)は、大きな建築計画に携わっていた。ある月曜日の朝、彼は娘ヨゼフィーネと息子マリウスを車の後部座席に乗せて学校へ送って行く途中で、見知らぬ男性から脅迫電話を受ける。脅迫者はカールたちが座席を離れると爆発が起きる特殊な爆弾を車に仕掛けたと話し、大金を要求する。
解説: 『パンドラム』などのクリスティアン・アルヴァルトが監督と脚本を手掛けるサスペンス。ベルリンの街を背景に、脅迫者から理不尽な要求を突きつけられる主人公の姿を描く。『ピエロがお前を嘲笑う』などのヴォータン・ヴィルケ・メーリングが主人公を演じ、『4分間のピアニスト』などのハンナー・ヘルツシュプルンクらが共演。爆弾という脅威で主人公に迫る犯人との慌ただしく変化する状況を描写する。
続いて、参考にしたレビューです。※ネタバレ注意
「身代金目的の時限爆弾
車に時限爆弾が、シートを立つと爆発する仕掛けで町中を奔走する。家族愛、ドイツのセリフが緊張感をもたらす。」
「どうすることもできない絶望感
主人公は子供を車に乗せて学校へ送り届けようとしていた。
だが、謎の人物からの電話によって恐ろしい目に遭う・・・
監督は『カット/オフ』のクリスティアン・アルヴァルト!
爆弾を仕掛けられて車から出られない状況で犯人の要求に従うしかない主人公の葛藤を描く。
肉体的にも精神的にもボロボロに追い詰められる様は痛々しい。
同乗した子供も人質のようなもので犯人を刺激するわけにもいかない。
警察には爆弾犯だと誤解されてしまい、まさに四面楚歌である。
どうすりゃいいんだとイライラ度MAXで進む物語。
軽い人間不信になりそうなほど追い詰められるのであまりスカッとする話ではない。
終盤まで引きつける絶妙なイライラ展開に見入ってしまう。」
「都市再開発に伴う紛争をよく映画化した
かつて、日本でも、都市開発に伴いその周辺で、住民と開発業者の間で、厳しい紛争が起こっていた。特に、超高層ビルが低層市街地に計画されるとき、建築公害御三家と呼ばれる電波、日照、ビル風の被害が予想されるとき、問題が先鋭化したものである。特に、開発者側が反対する住民を押さえつけるために「地上げ屋」と呼ばれた反社会勢力並みの暴力を伴う土地収用を行ったりしたときは大きな社会問題となったりした。
日本で初めての超高層ビルと呼ばれた、霞が関ビルや浜松町の世界貿易センタービル、新宿西口の京王プラザホテルをはじめとする超高層ビル群、池袋の東京拘置所後を再開発したサンシャイン60ビルなど多くの紛争が見られた。
この映画に出てくる主人公はどちらかと言うと開発者側で、住民からの反感を買いながらも反対運動を押し切る形で、再開発を推し進めた人間であり、それを脅迫したのは、その再開発に伴う紛争で家族を亡くしたことを恨員でいる元住民と言うことであった。
ドイツはそう言った環境問題に関しては、どちらかと言えば住民側に立ち、この主人公の様な強引な再開発業者やエンジニアには厳しい態度をとるのかと思っていたが、そうでもないようである。どこの国も、行政と言うものは「持つ者」に寄り添い、「持たざる者」には冷たいと言うことであろうか。
それにしても、この元住民はかなりコワい人間のようで、ニックキ開発者を爆弾で葬り去ろうと言うことであった。日本の都市再開発紛争でも、ここまで、憎しみを募らせる住民はいなかったようである。
いくら憎くてもここまでやるとやり過ぎであろう。」
感想ですが、最初はすごくもやもやします。
特に言いたい放題の子供たち・・・。ただ、だんだんと後半に行くにつれ信頼感がでてきて楽しめます。
しかし、、
警察がひどい。
たった一人の犯人に翻弄され、捕まえるチャンスも無駄にします。
そして、レビューでもありますが、これを一人でやってのけるのは無理があるのではという矛盾はあります。
しかしながら、そこを除いては、どうやってこの危機を乗り越えるのかというところがハラハラします。
しかし、結婚祝いを用意していた旦那さんに対して浮気をしていた奥さんもろもろひどいなと思いましたが、仕事一筋になるとこういったすれ違いもできるのは間違いないでしょう。
映画なのでですが、たまたま子供を自分が連れていくということがなければ、ここまで辛いことはないかも。
後、爆発がそこまでなので、重さの制限が大したことなければ、重いものを置くことで回避はできそうです。最後の海のシーンがまさにそう考えさせられました。