vSphere 7 アップグレードに伴い、ESXi6.7からESXi7.0の機能、デフォルト設定の変更点についての情報になります。
製品のバージョンがあがれば当然、初期設定も変わってくることがあるので注意が必要です。
ということで、さっそくESXi6.7からESXi7.0の機能、デフォルト設定の変更点について代表的なところを抜粋します。
情報元はこちら。
vSphere 7 アップグレードのベスト プラクティス (78205)
https://kb.vmware.com/s/article/78205?lang=ja
まず、前提として、vSphere 7.0 へのアップグレードは、vSphere 6.5 または vSphere 6.7 からのみ実行可能なので注意してください。
続いて変更点をいくつか。
●vSphere 7.0 では、TLS 1.2 がデフォルトで有効です。TLS 1.0 と TLS 1.1 は、デフォルトで無効になっています。
●vSphere 7.0 では、Flash ベースの vSphere Web Client は廃止され、使用できなくなりました。
●vSphere 7.0 では、外部 Platform Services Controller が削除されています。
●vSphere 7.0 では、vCenter Server for Windows が削除され、サポートは利用できません。
●「偽装転送」と「MAC アドレス変更」のデフォルトの設定は vSphere 6.x と 7.0 の間で変更されています。
「偽装転送」と「MAC アドレス変更」については、セキュリティを意識してとのことと思いますが、MACアドレスを変更するケース、動的に変わるケースは問題になる可能性があるので、導入するシステムを確認してみてください。
導入するベンダの方はパラメータが変更になっているのでご注意ください。