よろづやアンテナ

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ESXi5.5→6.0にアップグレードした後、vDSに接続しているESXiにvmnicの追加に失敗する

ESXi6.0が出てかなり経ちますが、ESXi5.5→6.0にアップグレードする機会もあると思います。ただ、アップグレードに伴い、構成によっては問題が起こる事もあります。


例えば、ESXi 5.5からESXi6.0にアップグレードした後、vSphere Distributed Switch に接続している VMware ESXi ホストにvmnicを追加すると失敗する問題があるそうです。これ、結構、イタイ問題ですね。。。


そして、関連するKBはこちら。

>>ESXi 5.5 から 6.0 にアップグレードした後、vSphere Distributed Switch に接続している VMware ESXi ホストに vmnic を追加すると失敗し、次のエラーが表示される:サポートされていないアドレス ファミリ (2123491)


事象としては以下になります。

・vSphere Districuted Switch (vDS) に接続している VMware ESXi ホストに vmnic を追加できない
・ESXi 5.5 から 6.0 にアップグレードした後、vSphere Distributed Switch (vDS) に接続している
VMware ESXi ホストに vmnic を追加すると失敗する
・影響を受ける ESXi ホストの /var/log/vmkernel.log ファイルに、次のようなエントリが表示される:

 

<YYYY-MM-DD>T<TIME>.884Z cpu10:35971 opID=56ce4d29)WARNING:Ipfix:IpfixActivate:378:Activation failed for 'DvsPortset-1':Unsupported address family
<YYYY-MM-DD>T<TIME>.884Z cpu10:35971 opID=56ce4d29)WARNING:Ipfix:IpfixDVPortParamWrite:669:Configuration failed for switch DvsPortset-1 port 67108866 :Unsupported address family
<YYYY-MM-DD>T<TIME>.884Z cpu10:35971 opID=56ce4d29)WARNING:NetDVS:2378: failed to init client for data com.vmware.etherswitch.port.ipfix on port 722
<YYYY-MM-DD>T<TIME>.884Z cpu10:35971 opID=56ce4d29)WARNING:NetPort:1579: failed to enable port 0x4000002:Unsupported address family
<YYYY-MM-DD>T<TIME>.884Z cpu10:35971 opID=56ce4d29)NetPort:1780: disabled port 0x4000002
<YYYY-MM-DD>T<TIME>.884Z cpu10:35971 opID=56ce4d29)Uplink:7266: vmnic2:Failed to enable the uplink port 0x4000002:Unsupported address family



また、ESXi 5.5.x からのアップグレード後に VMware ESXi 6.0.x に影響する既知の問題で、解決方法は今のところないそうです。


ただ、対処法は書かれていて、IPv6を有効にするそうです。

【vSphere Client】VMware ESXi 6.0.x ホストの IPv6 を有効にする
①vCenter Server で、ESXi ホストを選択し、[構成] タブをクリックします。
②[ハードウェア] > [ネットワーク] で、[プロパティ] をクリックします。
③[ネットワーク プロパティ] ウィンドウで、[このホスト システムで IPv6 サポートを有効にする] オプションを選択します。
④ESXi ホストを再起動して、変更内容を有効にします。
 
 
【vSphere Web Client 】VMware ESXi 6.0.x ホストの IPv6 を有効にする
①vCenter Server で、ESXi ホストを選択し、[管理] タブをクリックします。
②[ネットワーク] > [詳細] を選択します。
③編集 をクリックします。
④[IPv6 サポート] ドロップダウン メニューを使用して IPv6 サポートを有効にします。
⑤OK をクリックします。
⑥ESXi ホストを再起動して、変更内容を有効にします。



ESXiのアップグレードに関するvDSの問題はいくつかありますね。vDSは運用管理が楽になりますが、VSSにより少し複雑なので、しっかりと仕組みを理解しないといけないですね。


ESXi5.5→6にアップグレードした場合は、注意してください。

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