最近では検索も多いのですが、「早く死にたい」という若者が増えているようです。ちょっと言葉が難しいですが、実際に早く死にたいというのと近い言葉に「長生きしたくない」というものがあります。
早く死にたいはちょっと過激ですが、普通に考えて今の日本では「長生きしたくない」という人が増えているのではないでしょうか。
高度経済成長期と違い、一つの会社に長く勤めていれば、将来安泰という時代ではなくなり、将来に期待しない若者が増えているのが現状があるのではと感じます。
実際、ニュースを見れば、政治に興味がない若者が増えていますし、アベノミクスで短期的に経済回復しているように見えても、実際には、一部の企業に属する人しか景気回復を実感していないのが実情ではないでしょうか。
また、給与上昇が伴っていない人が過半数だと思いますので、その場合、この急激な円安による物価高で生活が以前よりも困窮している人のほうが多いのが実情です。
そんな中、結婚しなくてもいい、長く生きたくないと考える人が増えているのも、将来に期待できない日本において、当然とも言えるかもしれません。
例えば、以前も書きましたが、長生きしたくない人たちと会話をするとこんな言葉でてきます。
・結婚願望がない
・長生きしたくない
・彼女がいなくても平気
・夢や目標がない
・土日は趣味もなく家で寝ている
・将来のお金が不安。貯金がない
・仕事がなくなったときに年金で生活ができるか不安
・給料が安すぎて子供を育てる自信がない
・このまま一人でもいい
etc
こういった発想になってしまう今の日本経済、政治、そして耐えるだけの仕事、、、そういった人生を謳歌できない環境が若者の精神を日々、削っています。正直、お金を少々稼いだところで生活は全く潤いません。構造的に今の日本はとても危険な状態に進んでいます。
私は今でこそフリーランスでそこそこ稼がせてもらっていますが、少し前は手取りが16万円で家族心中しろということか!と本気で給料の安い会社にキレたことがあります。
運よくなのか、副業による収入があったのでぎりぎり生活がレベルを落とさないですみましたが、月収30万円くらいないと、子供を育てて家族を養うのは厳しいと思います。実際、以前の職場では、給料が安いのでランチを抜いているという人もいました。
昼ご飯をまともに食べれないなんて想像したくないですが、、、食べてもおにぎり一個とか、カップラーメンとか何のために働いているのかというと家族の為になります。そういった我慢をしなければならないのなら、独身のままのほうが気楽でいいという人がいるんだと思います。
完全に思考回路が確実にマイナス思考になっています。仕事は生活する為に、仕方がないからしているという考えで仕事をしているそうです。環境が悪いので仕方がない事だと言えるかもしれませんが、こんな考え方では、人生を充実させる事は難しいでしょう。
大手企業に勤めていても、リストラされてお金がないという方も実際にいますし、中小企業に勤めていても、若くして役職をもらい、高い給与をもらっている方もいます。
一方で、安い給料で夢も希望もなく働いている人もいるのです。そうなると長生きしたくないのは当然でしょう。生活に潤いがあるくらいお金を稼いでいる人は一部であり、多くは生活に困った日々を送っているのです。そういった中でも、政治家は税金をじゃぶじゃぶ無駄に使います。
日本はいい国なのか、どうなのか分からなくなる時がありますが、平和なのは間違いないので、もっとお金を正しく使えばいいと思いますね。
一つ言えるのは、何も考えずに生きていて人生が楽ということは絶対にありません。お金の不安を払しょくするには頑張るしかないのです。私も本業だけでなく副業も頑張っていますし、今年は嫁もアルバイトをスタートさせます。今の時代は、普通にしていても生活はできますが、裕福にはなれません。さらに将来は不安になる一方です。
せめて、将来普通に頑張って不安がない暮らしができる日本にしてもらいたいものですが、今の政治ではどうなるか分からないですね。やっぱり自分の身は自分で守りましょう。