よろづやアンテナ

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1社しか知らないプロパーは頭が固くで保守的 やる気のある派遣社員が感じる違和感

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私はこれまで派遣会社に勤めてきて、多くの時間を派遣先で仕事をしてきました。今の自分の目指す方向性においてもプラスに作用している経験だと思っています。


派遣社員のメリットは、やはり、現場を変えられる事です。最初に常駐した会社の女性が言っていたのですが、「この会社しか知らないから、今のルールが正しいのか、どうかも客観的に見れない」と言っていました。


私も同じ仕事を通して、色んな企業や組織で働くことで、過去の経験から比較ができるようになりました。例えば、この組織は、リソースが慢性的に不足しているとか、コミュニケーションが足らないとか、人間関係に問題があるとか、リーダーが機能していないとか。


そういった問題がある場合、業務に支障がでる事がしばしばあります。


特にパワハラ、セクハラをしてくる社員がいるような組織は、要注意です。東京で私も仕事をしてきて、パワハラが当たり前に行われている現場にも遭遇したことがあります。そういった現場の特徴として、現場の人間が長続きしないということもあります。


例えば、数週間単位で人がいなくなったり、人が入れ替わるのが当たり前のような現場には注意が必要です。「もしかしたら、ここブラックかも?」と疑った方がいいです。


私の見解では、ひとつの現場ではなく、色んな環境で仕事をした経験がある人の方が、考え方に柔軟性があると思います。そして、この事に関連する記事があったので、紹介します。

>>中途社員がプロパー社員に抱く本音 「給与が勤続年数で決まる」(Livedoorニュース)


この記事は、派遣という立場というよりは、中途採用組とプロパー(新卒からその企業に勤めている人)とのギャップについて書かれています。


要は一つの企業しか知らない人と、いくつかの企業を経験してきた人との意識の差みたいなものです。日本は、基本的に同じところで長く務める事に美徳を置いたり、働いた期間が長ければ長いほどよしとする文化がありますから、プロパー社員と中途採用で入った社員では少し意識が違うのも分かる気がします。


この記事では、マンパワーグループが過去5年以内に転職経験を持つ400人から回答を得た調査結果をもとに、プロパー社員に抱く転職組のギャップワースト3を紹介しています。このワースト3は、中途採用に限らず、派遣社員にも参考になるランキングではないかと思います。

 

ワースト3位:改革したいのに「保守的でチャレンジしたがらない」
これ、以前の現場でもありました。同じ現場に10年以上務める人がいたのですが、何かとつけて、ルールを意識するんですよね。ルールを大事にするのは分かるのですが、何しろ、そのルールがめちゃくちゃなんです。


例えば、入って一週間、その現場ではOJTがあります。しかも、毎日違う事を教えられます。その一週間後、突然やってくる障害対応。いきなり、障害対応させられます。もちろん、切り分け方法とかもすぐには出てこないし、参考になる資料がどこにあるのかもすぐには分かりません。


散々、疲弊した後に、リーダーが「しっかりOJTしたの?」と聞いてきます。もう、ブラックですね。そうやって、入ってきた人を詰めて行って、精神的に病んでしまった人もいるし、賢い人は数週間でいなくなりました。私は、色々と資料、ルールを修正したり、組織の空気を変える努力をして、1年くらいいましたが、悲惨な現場の一つでした。


結果、リーダーの問題点が色々と分かってきて、その後、リーダーが変わったそうですが、それまでの10年間、特に彼がリーダーだった時期に入ったメンバーはご苦労様としかいいようがありません。


多くのイケてない人は、「今、問題になっていないから大丈夫」と考える人がいませんが、実は、そこから大問題になることだってあるのです。常に、ダメなものは変えていく意識がたいせつだと思います。ちなみに、記事では、具体的なエピソードとして、「プロバー社員はその会社しか知らないため、視野が狭く、他のやり方を受け入れない」とありました。
 
ワースト2位:実力より勤続年数が優先? 「給与体制」

これも一つあるかもしれませんね。特に企業によっては、勤続年数を優先する会社は少なくないと思います。私は実力主義であるほうが望ましいと思いますが、仕事ができなくても、勤続年数が長ければ、給与がいいなんてこともあります。


これが今の日本社会の問題の一つだったりする訳ですが。。。


記事によると、同調査には「給与体系は経験ではなく勤続年数で決まる」という男性の声も寄せられていて、給与算定の基準に納得がいかないまま転職先で仕事をしているひともいるのがリアルだとあります。


頑張っても報われないのが、今の日本企業とも言えるのかもしれません。

ワースト1位:視野が狭いのかと疑いたくもなる「何かと融通が利かない」


これ、ものすごく思い当たる人いますよね。自分が指摘されると、あたふたするのに、人に対しては、やたらと細かく指摘する訳です。そうやって自分の立場を少しでもよくしたいと考えているのかもしれませんが、反論や指摘内容があまりにおかしいので、会話に疲れることもあります。


また、視野が狭いと、タイトルにある通り、融通も利かないので、仕事にも支障が出てくることがあります。


仕事の仕方なんて、色々とあるし、日々、効率性を考えて変えていく必要があります。また、色んな人が集まる事により、新しいアイデアが出たり、チーム力が組織を変えていく、成長させていく訳です。自分が言っている事が正しい!というワンマン的な発想は、今の時代は古すぎます。


「プロバー社員はその会社しか知らないため、視野が狭く、他のやり方を受け入れない」という声も納得できますね。


実体験をもとにワースト3を紹介しましたが、中途採用も、派遣社員も、職場によって働きにくいなんて事があると思います。そして、それを中々変えようとしないプロパー社員。このリアルは今後も続くでしょうし、派遣社員はやはりメリットがあるなぁと痛感させられた記事でした。


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