以前、会社でマッキンゼーの面接で問われた天使と悪魔の質問の話が面白かったので、「ブレイン・ティーザー ビジネス頭を創る100の難問」を購入してみました。
内容紹介
「『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』は、ある意味、頭の筋力のトレーニング・ガイドでした。そのトレーニングをするのが、この本です。すき間時間にちょこちょこと、まるでダンベル体操をするかのように、頭の筋力トレーニングができるように設計されています」とは、監修の勝間和代氏。
論理パズル、ラテラルシンキングパズル、フェルミ推定問題、ケーススタディ問題など、あなたの頭を悩ませる難問がずらりと100題。といっても、実は、ほんとうの難問は、3分の1ぐらい。運動と同様、ウォームアップや休憩のための、易しい問題も、あえてちりばめ、飽きることなく「トレーニング」できるよう工夫しました。
外資系企業の採用試験で実際に出された問題が中心になっていますので、こうした本は、一般には、面接対策本としてお求めになる方も多いと思いますが、『ビジネス頭を鍛える』のタイトルどおり、頭のトレーニング用に、ひろくお求めください。
そのためにも、あえて、有名な定番問題も多く収録し、類書にはないわかりやすい解説を加えています。ですから、解説を読むだけでも、「与えられた条件をもとに、どのように結論を導き出すか」という、ビジネスで必要とされる思考法が鍛えられます。
たとえば、こんな問題。あなたはどう考え、どんな結論を出しますか?
あなたは、非常に高価な品を友人に送ろうとしています。手元には、その品を入れるのに十分な大きさの箱と、いくつかの南京錠があります。箱には南京錠をつけるリングがあります。そのリングは錠をかけても十分な余裕ができるほどの大きさです。友人は、あなたの南京錠を開ける鍵は持っていません。どうやったら安全に品物を送れるでしょう?さあ、実際に手に取って、ぜひお試しください。
この書籍は、勝間和代さん監修とありますが、冒頭の説明に少し出てくるだけです。本文の構成は、ビジネス頭を創る為の、100の質問とその回答が載せられています。
問題を読んでいて思いますが、これが普段の業務に直接的に効果的であるとは感じにくいですが、思考回路をロジカルに、より柔軟にするには、いいトレーニングになる書籍だと思います。
ただ、内容的にこんなの解けないよ~というようなレベルが、解けないとダメてきに書かれているので、こんな問題出されたら、間違いなく自分は入社できないでしょう。
中には解ける問題もありますが、私の場合はほとんどありませんでした。。。よっぽど頭が悪いのかね。
いつくか分かりやすい問題があるので、紹介します。
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Q1.あなたは、冷蔵庫だけがある部屋の中に閉じ込められています。冷蔵庫のプラグはふつうのコンセントに差し込んであって、電気の入った状態です。その部屋をできるだけ涼しくするにはどうすればいいでしょう?
Q2.ボトルの中にコインを入れて、コルクでボトルの口に栓をします。コルクを抜いたりボトルを壊したりせずに、コインを取り出せますか?
Q3.毎日2倍ずつ大きくなるスイレンの葉が池に浮かんでいます60日目に完全に池を覆う大きさになるとしたら、その半分の大きさになるのは何日目でしょう?
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A1.冷蔵庫のプラグを抜いてからドアを開け、庫内の冷気で室温をさげる。
A2.コルクをボトルの中に押し込んでコインを取り出す。
A3.よくある誤答が30日。答えは59日目
どうでしょうか。書籍の中でも簡単な問題を数問出してみました。
他の問題は難しくて、逆にイライラしてしまうものもありますし、答えに納得いかないものもあるかもしれません。
通勤時間にただぼーっとするよりは、こういった書籍で頭を使うのも悪くないですね。
また、こういった論理問題が好きな人には、中々手ごわい問題もあるのでおススメですね。