卵や牛乳の安定供給 裏で生産調整という名の税金を使った殺処分 めちゃくちゃな血税の使われ方がニュースになっています。
今年、農林水産省は動物の命で生産調整をするという非人道的な補助金を採卵鶏だけではなく、牛にも拡大した。
乳牛を殺すと15万円、この補助金の理由は、牛乳が余ってしまって価格が下がり続けるのを止めたいからだ。これに50億の予算がついた。
牛たちの命で生産調整をするという、非人道的な補助金だ。
生ませ過ぎたから殺す、日本の構造
同じことがこれまでも卵用の鶏に行われてきた。「成鶏更新・空舎延長事業」という、 “更新”という言葉を使って、動物を殺すという認識を麻痺させる補助金だ。
たまたま今年は鳥インフルエンザが過去にない規模で蔓延して鶏が大量に殺されたため、卵を生む鶏の数が少なくなって卵の価格が高騰している。しかし普段はそうではなく、鶏を増やしすぎて卵の価格はいつも下がりすぎ、税金で補填し続けている。そのひとつの策に、産卵中の鶏を殺して数を減らすという、今回の乳牛と同じ、生産調整もある。
採卵鶏を殺すと1羽310円、その鶏をと殺する食鳥処理場には1羽あたり47円が支払われる。鶏は一度に何万羽も殺すから、結果的に農家には膨大な補助金が入る。
2020年には16億円が支払われた。
動物はものではない。母親は生むときに苦しみ、子供と別れるときに悲しみ、子供は劣悪な環境で苦しみ、あげくの果てに、産ませ過ぎちゃったという人間の都合で殺されるのだ。
そんな事があっていいのだろうか。
SNSで牛舎が火災というのもありましたよね・・。
普通に生きていたらこんな事実は知ることがないです。
乳牛と採卵鶏は機械ではなく動物だから、体調が悪かったり暑すぎたり寒すぎたりする季節には乳量も産卵数も落ちる。動物として当然の特性を無視して、価格も量も常にコントロールしようという無茶な政策に巨額の税金を毎年使っている。とても合理的な税金の使い道とは言えない。
牛乳や卵の生産者はもはや税金による補助がなければ成り立たない商売だ。政府が無理やり安定供給を実現してきたことによって、食品関連企業は過信し、牛乳と卵がないと成り立たないビジネスモデルを作ってきた。牛乳や卵の供給量はもともと不安定なのだから、企業はこれに合わせたビジネスを考え直してもらいたい。
「引用元」
今はSNSのおかげで政府のおかしな動きが分かるようになっていて、事実を知るのは大事だと思います。
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