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映画 カオス 感想 中谷美紀が若くて美人!妻が誘拐されて起きた奇妙なミステリー作品

映画 カオスを視聴した感想になります。

 

まずはあらすじです。

 

あらすじ・解説
解説:  とある高級レストラン。実業家の小宮山とその妻・佐織里が二人で食事をしていた。しかしふとした隙に、佐織里は突然姿を消す。そして誘拐犯から身代金を要求する電話がかかってくる。しかし、これは夫の自分への愛情を確かめたいがために、佐織里が便利屋の黒田を使って仕組んだ狂言誘拐だった。そして佐緒里と便利屋の関係も徐々に妖しくねじれていく……。『リング』の中田秀夫監督、中谷美紀コンビに『CURE』の萩原聖人を加えて描いたサイコ・サスペンス。

 

 

続いて、参考にしたレビューです。※ネタバレ注意

 

「死体のお目目がぴくぴくしてた。
死体役って難しいですよね。


リングの監督さんの作品は意外とハズレが多い気がしますが、この作品は悪くなかったと思います。
終始中弛み感はありますが、

中谷美紀さんの顔面の造形の整い方が尋常じゃないありませんでした。
どれだけアップにしても美しい。
羨ましいばかりです、」

 

「この監督の作品の中で、見て後悔しなかった数少ないもののひとつです。

 中谷美紀さんの魅力と、あと、原作のよさ、でしょうかね。
 妙なホラーにせず、ミステリーに徹したのがよかった。

 萩原聖人さんの演技は、はっきり言ってヘタだと思いました。「演技してる」感が強くて違和感ありすぎ。
 他の皆さんも、迫真の演技、からは程遠いですねえ。
 俳優さんの演技力の問題ではなく、演出の問題だと思いますけどね。
 中谷美紀さんの魅力は、これは演出云々とは関係ない、彼女のオーラですね。彼女の絶頂期だったんじゃないでしょうか。

 原作の魅力、と書きましたけど、確かに「意外性」という点では魅力のあるストーリーだと思います。
 が、リアリティ、という点に関しては、冷静に考えたら、こんな話が現実に成り立つことなんて絶対ありっこないストーリーです(ネタバレになるのは嫌なので具体的には書きませんけど)。
 最近のミステリー小説って、読者の予想をどれだけ裏切るかを競ってる、みたいな感じで、思いっきり荒唐無稽に流れる風潮がある気がするのは私だけでしょうか。

 予想外の展開という意味では最後まで楽しめましたが、「いやだけど、そりゃないだろう」という感覚も残りました。」

 

中田秀夫監督作品という事で、ホラー映画かと思っての鑑賞でしたが、ホラーではないのですね。

作品の構造が面白いので、一気に見てしまいました。
何だか良く分からないうちに、終わってしまった感じです。
最初は何で死んでいる人が生きてるんだろう等と演出に乗せられてしまいました。
ただゆっくり時系列を確認しながら見ていくと、矛盾点のある作品です。

映画の中の便利屋の黒田五郎(萩原聖人)は狂言誘拐にリアリティを求める行動をとっていましたが、映画のリアリティは全くありません。

最初のレストランの夫婦二人のシーン。
小宮山隆幸(光石研)はもう妻を殺害しているわけですよね。妻に扮した津島さと美(中谷美紀)を妻に見せるようにアリバイ作りをするとするならば、会計の時にもっと近くにいて、会計している店員に妻である事をアピールしたりすると思うのですが、それがありません。
妻を殺害した後の二人にしてはあまりにも平然としていて、不自然です。

小宮山の姉に電話をして身代金を要求するのがありますが、この取引が後々何かあるのかと思うのですが、お金をうまく抜き取られこのエピソードだけで終わってしまいます。

さと美の部屋で死体になっている佐織里を発見した黒田が驚いているところに部屋の電話が鳴ります。
この電話何で黒田がとるのでしょう。
案の定黒田をゆする電話で、佐織里の死体を遺棄しなくてはならなくなります。こんな都合よい事があるのでしょうか。

黒田に計画がバレて、小宮山佐織里になる部屋は元々水道の修理に訪れたアパートなのでしょうか。という事はさと美は自分のアパートと会社から借りてもらっている誠和ハイツの2つの住居があるという事なのでしょうか。

まずそもそも便利屋がこの狂言誘拐を手伝う事になったのかが良くわかりません。

ラストでさと美が飛び降り自殺してしまいますが、何で死んでしまうのかも良くわかりません。

ホラー映画ならお化けの仕業なので、矛盾が色々あっても納得出来るのですがサスペンスはそういうわけにいきません。ホラーを撮影していた悪いところが出てしまった感じです。

そう。怖かったのは、夜中の山中に死体を埋めにいくところ。街中でさと美の姿を見た黒田が死体が本当に埋まっているのか土の中の死体を確認するところ。あとはさと美の部屋の風呂場に掘り起こした佐織里の死体があるところ。すべて佐緒里の死体です。
影の主役は佐織里ですね。」

 

 

感想ですが、これは評価が難しいというか、なんか腑に落ちない感じが残ってしまいました。

 

なので頭が整理できないので、ネタバレサイトを見ましたが、それでもうーんという感じです。

 

上に掲載したレビューにもありますが、よくわからないところがあります。しかし、妻が冒頭のシーンで亡くなっていたというのは衝撃ですね。

 

そっくりさんだったということですね。

 

途中まではいい感じに思いましたが、もう少しわかりやすいといいかなと思ったのと、ラストの飛び込みはなぜ?となってしまいました。

 

無理やり終わらせた感もあり、ちょっと残念でしたが、そこそこ楽しめました。