先日、漫画の寄生獣を読んであまりの面白さに10巻一気に読んでしまいました。寄生獣を読んだのはかなり前なので、新鮮な気持ちで読めましたが、本当に名作だと思います。
特にシンイチとミギーがお互いに影響しあい、最後はミギーも人間らしい発言をし、そして、消えていく。ラストもすごくいい感じで終わり、また、時間が経ったら読み返したい本の一つです。そして、この感じで次も面白い本が読みたい!と思って思い出したのがデビルマンです。
実は、デビルマンとの出会いはアニメだったか覚えていないのですが、一つ、確実に覚えているのがプレイステーションのデビルマンの雰囲気の怖さです。あれをプレーしてデビルマンがとても怖い物という印象があって、大人になってからまたまた読みたくなりました。
ということで、もしかしたら全部読み切るのは初めてかもしれませんが、デビルマンを読みました。ちなみに、デビルマンってたったの5巻で終わってしまいます。よく名作とか言われますが、こんなに短いのですね。
そして、読み終えた感想ですが、とにかく衝撃的ということです。すべて書くと、まだ読んだことがない人へ面白くなくなりますが、ネタバレと書いてあるので、ある程度書かせてもらいます。
まず、アニメ版と原作は全然、変わっているそうです。アニメ版すら覚えていませんが、アニメ版のラストが知恵袋で説明されています。
アニメの「デビルマン」ってどういう話でしたっけ?最後はどうなりました?
なるほど悲観的な内容は書かれていないようですね。
実質、デーモン一族との最終決着はつかずに途中で終わっている。
ちなみに、そういった意味では原作は絶対に読むべきです。まさに悲観的な内容で、まず、不動明は、考古学者の父親を持つ飛鳥了から、地球の先住人類はデーモンであり、デーモンが復活しよとしている事実を聞きます。
ここから、お人よしの明は、了を助けることにします。この時点で、普通ならしないですが、さすが明。ちなみに、明はこころがきれいなので、悪魔と合体しても、心を支配されないそうです。
そして、儀式で勇者アモンと合体したデビルマンは、人々の為に戦うことになりますが、、、段々と衝撃的な事実が明らかになります。なんと、了はサイコジェニーの能力でわざと記憶を失わせ、人間として生活をしていたのです。
明を好きになってしまうという事実ですが、デビルマンと戦わなければいけないという最後です。そして、人間はドンドン悪い方向に行き、魔女狩りが始めります。結果、ヒロインはなんと、生首になります。信じられないですが、その前に弟も死にます。家族は全員殺されます。
悪魔にも人間にも殺されてしまうのです。そして、了は実はサタンでしたという内容なんですが、さらに驚きが両性具有なのです。女の体を持っています。
そして、人間的な心を維持できたのは美樹のおかげでしたが、ヒロインの死によって、戦いに挑む明。そして最後のシーンもなんと、下半身がありません。こういった悲劇的なラストシーンって、色んな漫画に影響している気がしますよね。もし、このラストの扱いがこの漫画が最初だとしたら、やっぱりすごい名作です。
たしか、ナルトも戦いの後に手を失うシーンがありますよね。二人の重要人物が並んで、コマが変わると体の一部がないのって、かなり衝撃的ですからね。
ということで、この漫画も確実に読んで面白い本の一冊だと思います。寄生獣が好きなら、間違いなく楽しめると思います。