子供のころに楽しみだったものの一つが学校の給食があります。決しておいしくはないですが、焼きそばとかきなこパンが楽しみでした。
また、給食は子供の成長のために欠かせないもので、貧困の家庭の場合、子供の栄養バランスが考えられた給食がありがたいのではないでしょうか。
そして、埼玉県春日部市の小学校でこげた給食を出して業者と契約解除がひどいニュースがありました。
元記事はこちら。
学校の給食焦げだらけ…1時間半遅れも 春日部市、業者と契約解除
記事では、埼玉県春日部市の一部小学校の給食で、調理が給食の時間に間に合わなかったり、調理に失敗して焦げるなどしたとして、市が調理を請け負っていたさいたま市の業者との契約を5月末に解除したことが22日、分かったとのこと。
市がこの業者と給食業務を委託したのは初めてで、業務開始からわずか2カ月だったそうで、児童の健康被害はないというのが唯一のよかったことでしょう。これで何か起きたら大問題ですよ。
市教委によると、市は今年4月から、市内の5小学校計約3千食分の給食調理をこの業者に委託。5校のうち複数の学校で、給食開始時間までに調理が間に合わなかったり、調理を失敗するなどのトラブルが続いた。ある小学校では、給食開始が最大で1時間半遅れた。チリソースの調理で具材を焦がし、約700人分の総菜を提供できず、レトルトの卵焼きに献立を変更したこともあるという。
市は業者に指導を実施したが、改善されなかったため、5月末で契約を打ち切った。4月からのわずか2カ月間で、調理は33回だった。6月1日から、別の小学校に委託している業者2社が事業を請け負い、給食は問題なく提供されているという。
この業者はそもそも、過去に実績があったんですかね。指導しても改善されないって、もともとどういった経緯でここが選ばれたのでしょうか。
市は市立37小中学校のうち、旧春日部市域の28小中学校で自校方式の給食を児童らに提供。各校に配置した栄養士が献立を作成し、委託を受けた調理員が調理している。
そして、トラブルが起きた業者との契約金額は、今年4月から2020年3月まで3年で約3億4639万円にもなるそうです。さらに、この業者は昨年、予定価格約3億7901万円の一般入札で最も安い額を示し落札していたとのことで、安かろう、悪かろうというのが実態だったということでしょう。
市は業者の提出した人員配置計画を事前に確認したとしている。市教委の担当者は「自校方式で手作り給食を進める上で、市が求めている調理水準を業者が理解していなかった。今回のことを反省し、今後に生かしたい」と話した。
契約解除となった業者は「市にご迷惑を掛けてしまったことは事実。人が足りなかったり、調理員への教育が徹底できなかった」とコメントしている。
業者の名前が書かれていませんが、この業者がつぶれるのは間違いないでしょう。こういったビジネスをするのはダメですよね。特に子供のことですから。