よろづやアンテナ

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不妊治療を10年も続けた漫画家・堀田夫妻の子供の存在と人生とは

先日、無事、二人目の女の子が産まれて、家族が一人増えました。こうやって家族が増えて思う事があるんですが、子作りって人によって大変さが全然違うという事です。


例えば、わたしの会社の同僚については、不妊治療を続けてようやく子宝を授かったと言っていましたが、旦那さんよりも奥さんの方がその精神的なストレスが多かったそうです。


不妊治療ってお金もかかるし、子供ができないストレスなどで、奥さんも旦那さんも大変だし、夫婦によっては切実な問題になりうるんですよね。


そして、我が家はそれほど不妊治療とか考えた事はありませんでしたが、不妊治療を続けてもずっと子供ができない人がいるんだなと初めて知りました。


それが、こちらのニュース記事です。
漫画家・堀田夫妻が10年の不妊治療でたどり着いた結論(エキサイトニュース)


びっくりしたのが、10年不妊治療をしても子供ができないことがあるんだという事実です。それが、漫画家夫妻、堀田かよさん(54才)・あきおさん(60才)です。実際に、かなり高齢なので、それも要因の一つだったのかもしれません。 

 

出生率が低下し続けている日本。いま、未婚、不妊治療、シングルマザー…子供にまつわるさまざまな問題があるが、何が幸せで不幸なのだろうか。妻が原作、夫が漫画と二人三脚で活動。不妊治療中の出来事を綴った『不妊治療、やめました。』(ぶんか社)が話題の漫画家夫妻、堀田かよさん(54才)・あきおさん(60才)に聞いた。
 堀田さん夫婦が不妊治療を始めたのは、子供が欲しかったからというより、子宮内膜症の改善のためだったという。当時、29才。それがいつしか産むこと自体が目的になっていたという。
 



我が家は不妊治療をしていないので知りませんでしたが、不妊治療ってすごいお金がかかるそうです。そして、体外受精に1回100万円もかかるのにもびっくりしました。しかも、当時は成功率が10%だったそうです。

 

不妊治療は、医師から体外受精を提案されるまで、のべ10年間続けました。そのうち、当時10%もいかない成功率の体外受精に1回100万円を何度も投じる意味って何だろう。そこまでして子供が欲しいのか?とふと、立ち止まってしまったんです。夫婦で“そこまでする必要はないね”、と自然と結論が出た。高名なクリニックにも通ったし、高度な医療を受けたし、やるべきことはやった、もういいや、と」(かよさん)
 とはいえ、こう決めるまでにはとても時間がかかったとも。その後は、仕事で1か月アジアをまわったり、忙しくてあっという間に月日が流れてしまったのだという。


そして、この夫婦が辿り着いた答えが、夫婦でいることの幸せだそうです。

 

「あともう1回体外受精をすればできるかもと、何年も治療を続け、多額のお金をつぎ込み、採卵ができなくなった、貯金が底をついたなど、やめざるを得なくなって断念するケースが多いのが現実です。長期の治療で、仕事を続けられなくなる人もいます。そうすると病院以外に居場所がなくなってしまうんですよね。
 私は治療に迷ったかたには『30年後、どうなっていたいかを想像してほしい』とよくお話しします。子供がいても、60代70代になれば夫婦ふたりに戻る。その時、どんな夫婦になっていたいかが大切なんです。“子供のいる家庭”だけが幸せの形ではない、人の数だけさまざまな幸せがあるということを、お伝えしたいですね」

正直、私の周りにも子供を作らないという選択肢を持っている人もいます。これはその人たちの考え方なので、自由だと思いますし、ここに書かれている通り、お金がなくなってしまえば、あきらめざるを得ないかもしれません。


ここの境地にたどり着くのって相当の事だと思います。実際に子供が出来て思いますが、子供は人生を豊かにしてくれます。子供がいるから家族の笑いが増えたと思います。
 


子供の存在が大きくて、正直、こういったあきらめが中々できない夫婦って当然多いのではないかと思います。今は、少子化が大きな問題になっています。


だからこそ、こういった治療費が少しでも安くなる仕組みができればいいでしょうけれど。確かにこれは一つの考え方ではあるんですが、そうはいっても、簡単に結論づけられない問題ではないでしょうか。

 

 

内容紹介
10年間に及ぶ不妊治療の末、最後に選んだのは「ふたりで生きていく」こと。
突然の子宮内膜症手術、度重なる人工授精、流産……。どんなに辛い時も、ふたりで上を向いて歩いてきた――。
手塚治虫の愛弟子・堀田あきおと妻・かよが今、日本に“夫婦の絆”を問いかける――!! 
心ゆさぶるコミックエッセイ!!