よろづやアンテナ

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VMware NSX 6.xコンポーネント(Manager,Controller,Edge)のバックアップとリストア

VMware NSX導入時に、日々の運用でどういった事をしなければならないのかを検討する必要があります。そのひとつが各種コンポーネントNSX Manager,NSX Controller,NSX Edge)のバックアップ、リストア手順がそれにあたると思います。


VMware NSX 6.xコンポーネントのバックアップとリストア設計については、以下のKBが参考になります。

>>VMware NSX for vSphere 6.x コンポーネントのバックアップとリストア (2145635)


上記KBでは、VMware NSX for vSphere 6.x コンポーネントNSX Manager、コントローラ ノード、NSX Edge(DLR、ESG))のバックアップとリストアについて言及されています。


ちなみに、VMwareでは、NSX Managerを使用したNSX Edge およびコントローラのバックアップのみをサポートしますので、その他のバックアップ方式を利用する場合は、事前に動作確認するなど、問題なくリストアできるかどうかが問題になる可能性がありますので、特に弊害がなければ、推奨のバックアップ、リストアを使用するのが望ましいです。

すべての NSX Edge 構成(DLR および ESG)およびコントローラ ノードは、NSX Manager データのバックアップの一部としてバックアップされます。
未構成の NSX Manager 構成がある場合は、NSX Edge を再デプロイする(vSphere Web Client で NSX Edge の再デプロイ アイコンをクリックする)ことで、アクセス不能または障害のある Edge アプライアンス仮想マシンを再作成することができます。
 

ちなみに、NSX Managerのバックアップの推奨はFTP、SFTPによるバックアップになります。

 

・バックアップ ファイルは、NSX Manager がアクセスできるリモート FTP または SFTP の場所に保存されます。NSX Manager データには、構成テーブル、イベント テーブル、監査ログ テーブルが含まれます。構成テーブルは、すべてのバックアップに含まれます。

・リストアは、バックアップ バージョンと同じ NSX Manager バージョンでのみサポートされます。そのため、NSX アップグレードを実行する前と後に新規のバックアップ ファイルを作成し、古いバージョンと新しいバージョンのそれぞれにバックアップを作成することが重要です。 


バックアップ先は、FTP、もしくはSFTPサーバーでよいかと思います。そして、NSX Controller、NSX Edgeの設定情報は、このNSX Managerのバックアップが保持している為、これらのバックアップは不要です。