よろづやアンテナ

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「あらゆる皮膚病はこれで治る!」(蔡 篤俊著) ステロイド剤で皮膚病は治らない


以前から、薬を長期的に使い続ける危険性について、様々な書籍で書かれるようになりました。


私も、腎臓のネフローゼ症候群を患ってから、毎日、薬漬けの毎日を送っていました。もちろん、タンパクが出た時は、すぐに対処しないと命に関わる為、プレドニンを服用していました。その副作用でムーンフェイスを発症していました。


他にもプレドニンの副作用はあるそうです。ただ、あの薬がなければ、命の危険があった訳ですから、命を救ってくれた薬に違いありません。


しかし、強い効果のある薬には、効能と一緒に、もれなく副作用がついてきます。その為、薬に頼り続けるのは危険だという事が分かります。


そして、先日、ある書籍を見つけました。


「あらゆる皮膚病はこれで治る!」(蔡 篤俊著) という書籍です。

 

内容(「MARC」データベースより)
ステロイド軟膏等を使用し続けると皮膚病は一生治らない。内からハーブ食品を飲んで、体内の悪因子を追い出し、また外からは悪因子を吸引して取り除く、100%皮膚病に勝つ治療法「内外挟攻方式」を紹介。
 


 まず、この書籍を開くと、様々な皮膚病患者の症状と、回復に至るまでの写真が載せられています。これもすべて、薬を止めて、蔡さんの治療法に基づいて治療した事により、回復したそうです。


では、蔡さんはどうして、薬に頼らない治療を行うようになったのか。ここがすごく興味深い。


蔡さんは、ある日、突然、”多発性関節症”という病気にかかります。


この病気は、体の様々な関節に炎症が起こる病気で、あちこちの関節が赤く腫れて痛み、発熱を伴う事もある一種の難病だそうです。その後、蔡さんは台湾中の病院をまわり、日本の病院まで診てもらったにもかかわらず、病気は一向に良くならなかったそうです。


その後、藁にもすがる思いで、多発性関節症に効くと言われた野草を、いく種類も台湾からとりよせ、自分で煎じ、調合して飲んだ所、少しずつ改善していき、3年後に完治したというのです。


この事がきっかけで、蔡さんは医療の道へ進んだそうです。つまり、難病を解決したのは、病院が処方する薬の力ではなく、蔡さんが調合した野草の力という事になります。


その後、蔡さんは、現代医学の治療法に疑問を抱くようになります。理由として、新薬では、病気の10%程度しか治療できておらず、漢方薬でも25%くらいの治癒率でしかなかったそうです。


そこで、蔡さんは治療の決めては、”体内から全身を治していく事にある”と確信するようになったそうです。

 


ステロイド剤では皮膚病は治らない

現在、医学ではなぜ皮膚病が発生するのかは不明だそうです。つまり、原因が変わらないまま、薬を処方しているのが現状なのではないでしょうか。


また、アトピー性皮膚炎などの病気は、アレルギー反応によっておこる病気だと言われていますが、実は、その発祥のメカニズムは解明されていないそうです。


かゆみは体内にたまった産業廃棄物の排泄作用

蔡さん曰く、人間の体と合わない因子が体内にたまって、それがある程度の量になると、皮膚に”かゆみ”となって出るとそうです。つまり、かゆみや湿疹は、生体の一つの「排泄作用」だというのです。


体が正常な場合は、排便、排尿、発汗などによって、うまく処理され、過剰に蓄積されないようにしているそうですが、何らかの理由で、こうした排泄処理がうまくいかなくなると、皮膚に支障がでてくるのです。


そして、皮膚に何らかの異常が出た時に、私たちは大抵、病院に診察に行きますが、そこでの対処法一つで、皮膚病の運命も決まると言います。


皮膚の異常の主な原因は、食生活やストレスなどがあります。そして、そういった異常が出た場合、根本となる原因を解決せずに、薬に頼るのは危険だと言います。


そして、体内にさらに産業廃棄物をため込む原因になるのが”化学物質”なのです。そもそも、化学物質は、自然界にない人間が作り出した化合物です。体にとって不自然なものを大量に摂りつづけて、体にいいことがあるわけがありません。


実際、皮膚病の人が、ステロイド軟膏、抗アレルギー剤、免疫抑制剤などを使い始めると、体内に産業廃棄物が対外へ排出されるのが抑えられて、徐々に体内にたまり、増殖していくそうです。


そして、最終的には体の隅々まで、産業廃棄物まみれになってしまうのです。


さらに、ステロイド軟膏、抗アレルギー剤などは、体の免疫を抑制してアレルゲン、そして症状を抑え込もうとするものです。しかしながら、免疫といのは、外的、内的な要因に対して、体を守るシステムである為、これを抑え込むのはむしろ危険な行為だとあります。


つまり、症状を抑える為に、体の免疫力を同時に低下させていく為、体の本来の機能を低下させ、さらに、薬という化学物質が体内に蓄積されるとい危険な状態を作り出すわけですね。


ステロイド剤は、症状が回復せずに、使い続けると、より強い(高い濃度)ステロイド剤を使われる場合があります。そうなると、体はますます、産業廃棄物を蓄積していき、ついには、さらにひどい皮膚病を引き起こす可能性があるのです。


そして、蔡さん曰く、皮膚病はできるだけ自然に治すのがいいとあります。


その為には、食生活から改善していったり、ストレスを減らす努力をしなければなりません。特に、食事の重要性を書かれており、冷凍食品、加工食品を避け、動物性食品よりも、植物性食品をとるほうがいいとあります。


そして、食品は丸ごと食べるようにしましょうとあります。魚であれば頭からしっぽまで。野菜であれば、根も葉も茎もすべて食べるのが理想的とあります。


私たちは、薬という一見便利なものに頼り過ぎるのは危険だと知る必要があります。そして、加工食品まみれの現代ですが、なるべく自然な食品を摂る事を心がける必要もあります。


皮膚は、生活環境の状態を表してくれる重要な判断になるという事も知っておく必要があります。

 

あらゆる皮膚病はこれで治る!―ステロイドなしで体の中から治す