よろづやアンテナ

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「ヤル気のない部下をクビにして何が悪い」 成長する気がない部下に見切りをつける勇気

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企業は利益を上げ続けなければ倒産していまう。だから、経営者のトップは存続をかけて死に物狂いで会社の事を考えています。


しかし、残念ながら会社の社員である私たちは、それほどの決意もなく仕事をしている人が多いです。恐らく上の指示に従い、自分の居心地のいい組織作りを目指しているのではないでしょうか。


私の周りの結果を出している社員とそうでない社員の行動、発言は全く違います。しかしながら、会社のシステム的な評価制度によって、平等という名のもとに両者の給与による違いはあまりなかったりします。 


【結果を出している社員の特徴】
・常に効率を考えて仕事をしている
・部下、後輩、同僚が困っていたら声をかける
・常に自分が一番努力をし続ける意識を持つ
・自分の時間よりも仕事を優先する
・自分自身の能力はまだ未熟だと思っている
・コミュニケーションの重要性を理解している
・問題を放置しておかない
・自分の意見をしっかりと持っている


逆に結果を出していない社員の特徴は、、


【結果を出していない社員の特徴】
・自己主張が強い
・メンバーよりも自分の意見を優先する
・メンバーとのコミュニケーションを軽視する
・どんなに仕事が忙しくても自分の休みはしっかりととる
・問題点を分かっていながら放置する
・愚痴や文句ばかりで行動しない
・自分の過ちを指摘されても認めない

 



私がこれまで一緒に仕事をしたくないと思った同僚は、上記の「結果を出していない社員」の特徴を持った人です。


以前、あるプロジェクトがあまりに忙しくて、徹夜や土日も対応するような状況になった事があります。ちょうど時期は夏だったのですが、メンバーが忙しくて猫の手も借りたい状態の時に、平気で夏休みをとった人がいます。


何も夏休みをとるなとは言いません。しかし、一緒にプロジェクトをやっているメンバーの負荷が増える事が分かっていて平気で休みをとれるような人は、信頼できません。


そういった人は、つらい時は逃げ出し、ミスをしたら自分より弱い人に責任を押し付ける事を平気でやる場合があります。


しかし、残念ながら、そういった人こそ、自分が間違っていると考えないから性質が悪いのです。。。


そして上司は部下がこれから成長するか、そうでないかを見極め、適材適所の仕事を与えなければなりません。


仮に、誤ってやる気がない部下や自分に実力があると勘違いしている部下に役職を与えると、組織に大きな痛手をこうむる事になります。


そういった事が起きる前に、上司や先輩はリーダーとはどうあるべきかを考える必要があります。そこで参考になる書籍が「ヤル気のない部下をクビにして何が悪い」です

 

ヤル気のない部下をクビにして何が悪い!!-誰も教えてくれなかった上司の本当の仕事101

 

入社三年で育たない人間はやがて戦力外になる

書籍の中で、営業系社員は入社3年間、技術系社員なら入社5年間を一つの目途として、新人育成を進めていくことが大事だとあります。


そして、「新人に厳しくすると、すぐに辞めてしまう」という気遣いは不要で、ゆっくりと新人を育てようとするのは、本人の為を考えても大きなマイナスだとあります。


さらに書籍の中には、入社後、1か月で新人同士の間に生じた実力差は、3か月間死に物狂いで頑張らなければ取り返さえないとあります。これは、期間が経過すればするほど、差が広がり、その実力差を詰めるのはさらに難しくなるとあります。


私はこの考え方に強く賛同します。


なぜなら、私はこのIT業界に入ったのが20代後半でした。だからこそ、若い同僚に負けないように必死で資格の勉強、仕事を続けてきました。


結果、同僚4人が運用の仕事をしている時に、私は大手企業の情報システム部に常駐し、認証システムの入れ替えに成功する事になります。


その間、本音を言えば、つらい事だらけでした。精神的に、どうしようもなく参った時もあります。本当につらい時は、”死”という言葉すらイメージた事があります。


だからこそ、今の自分がなるのだと思います。だからこそ、自分の信念を曲げずに、意見を言い続ける事ができるのだと思います。


人生は短期決戦です。気づけばすぐに中年のオジサンです。そして気づけば、定年という事もあるでしょう。


一番人生に体という武器を使える時に、使わないで、いつ使うのでしょう。そして、人生は今もカウントダウンが始まっていると気づけば、適当に生きている時間はありません。


それを若い社員に気づかせる事ができれば、書籍に書かれている通り、一年たてば、信じられないほど大きな差が生まれてくるはずです。


それを気づかせてあげられるのは、人生の先を進んでいる上司や先輩だと私は思います。