vSphere Client を使用してバージョン 10 以降の仮想マシンの設定を編集することはできません

vCenter5.5の環境でvSphere Web Clientで仮想マシンを作成する際に、仮想マシンのハードウェアバージョンを10で作成し、仮想マシンの編集を行なうときに、以下のメッセージが表示されます。

”vSphere Client を使用してバージョン 10 以降の仮想マシンの設定を編集することはできません”

これにより、一部の操作が行なえない状態になります。たとえば、CD/DVDなどの操作ができなくなります。

また、仮想NICや仮想ディスク、CPU、メモリなどは追加、変更、削除などが可能です。すべての操作ができないわけではなく、一部、操作ができません。

そして、この情報についてのKBはこちら。

>>次のエラーが表示されて、仮想マシンの設定の編集が失敗する： vSphere Client を使用してバージョン 10 以降の仮想マシンの設定を編集することはできません

vCenter Server 経由で、または Update 2 以前の ESXi ホストに対して直接、vSphere Client を使用してハードウェアバージョン 10 の仮想マシンを編集するときに、次の症状が発生することがあります。

・バージョン 10 のハードウェアで仮想マシンの設定を編集できない。

・ビルド番号 1993072 より前の vSphere Client または vCenter Server では、バージョン 10 のハードウェアで仮想マシンの設定を編集できない。

・次のエラーが表示される。

vSphere Client を使用してバージョン 10 以降の仮想マシンの設定を編集することはできません。vSphere Web Client を使用してこの仮想マシンの設定を編集してください。(You cannot use the vSphere client to edit the settings of virtual machines of version 10 or higher. Use the vSphere Web Client to edit the settings of this virtual machine.)

【原因】

この問題は、vSphere 5.5 Update 2 よりも前のリリースでは、ハードウェアバージョン 10 を実行している仮想マシンの設定の編集が vSphere Web Client 5.5 でしかサポートされないことが原因で発生します。

基本はvSphere Web Clientで操作するのが望ましいですね。

ただ、vSphere Web Clientは色々とバグがあるので、vSphere Clientと併用するほうが運用しやすいと思います。

たとえば、vSphere Web ClientではローカルのCD/DVDイメージがマウントできないなどの問題が発生します。

後、個人的にvSphere Web Clientは動作が重いですし、推奨がIEではないのも微妙だと感じますね。。。