よろづやアンテナ

ITから生活の参考になる情報を備忘録代わりに残していきます

vCenterサーバ(Windows版)自体の仮想マシンバージョンをアップグレードする

VMwareの推奨として仮想マシンのバージョンを最新にするというものがあります。


例えば、ESXi5.5の場合は、仮想マシンのバージョンは10が最新になります。

>>ESXi/ESX ホストおよび互換性のある仮想マシンのハードウェア バージョンのリスト (2020181)


詳細は以下のURLを参考にしてください。


ちなみに、ESXi6.0はバージョン11が最新です。


ところで、仮想マシンバージョン9,10を作成できるのは、vSphere Web Clientのみです。


では、vCenterサーバーはいつ仮想マシンのバージョンをアップすればいいのか???


という疑問が生まれますよね。


例えば、ESXi5.5でvCenterサーバを構築した場合、vSphere Clinetで作成する事になるので、バージョンは8のままです。


vCenterサーバーを構築してしまえば、vSphere Web Clientでバージョン10の仮想マシンを構築する事ができます。


実は、vSphere Web Clientでなくても、仮想マシンのバージョンを8⇒10へアップする事ができます。


以下は抜粋です。


注: VMware vCenter Server 5.1 および 5.5 では、仮想マシンをハードウェア バージョン 9 と 10 で作成できるのは、vSphere Web Client からのみです。 ただし、vSphere Client を使用してハードウェア バージョンをアップグレードすることはできます。



つまり、vCenterについては、別途バージョンアップが必要と言うことになりますね。


ただ、バージョンアップをすると元に戻せなくなるので、そこだけは留意点ですかね。操作時に以下のようなメッセージが表示されます。

この操作を実行すると、ゲスト OS を実行する仮想ハードウェアがアップグレードされます。この操作は取り消し不可能で、仮想マシンは以前のバージョンの VMware ソフトウェア製品と互換性がなくなります。続行する前にディスクのバックアップ コピーを作成しておくことを強くお勧めします。

構成をアップグレードしますか?

また、仮想マシンのバージョンアップは、仮想マシンを停止させる必要があります。


停止状態の仮想マシンを選択し、右クリックして、「仮想ハードウェアのアップグレード」を実行すればOKです。
 


ただ、Web Clientって個人的に動作も重いし、ブラウザによって表示が正しくされない場合があるので、不便なんですよね。。。