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韓国 映画 トガニ 幼き瞳の告発 レビュー 聴覚障害を持つ子どもたちに暴行、虐待を行った教育者の実話

韓国 映画 トガニ 幼き瞳の告発 レビューです。ゴールデンウィークということで映画を見まくっています。

 

まずはあらすじです。

 

あらすじ・解説
カン・イノ(コン・ユ)は大学時代の恩師の紹介で、ソウルから郊外のムジンという町の聴覚障害者学校に美術教師として赴任する。着任早々彼は校長の弟の行政室長(チャン・ガン)に、教職を得た見返りとして大金を要求される。最初から学内の重苦しい雰囲気を奇妙に感じていたイノは、ある晩、帰宅しようとして子どもの悲鳴を聞きつける。

 

解説: 『マイ・ファーザー』のファン・ドンヒョクが監督と脚本を務め、実話を基にしたコン・ジヨンの小説「トガニ-幼き瞳の告発-」を映画化した衝撃作。聴覚障害を持つ子どもたちに暴行や性的虐待を行い、それを隠ぺいしようとした教育者たちの本性を暴き出す。本作の映画化を熱望した『あなたの初恋探します』などのコン・ユがこれまでのイメージを一新し、悩める教師役で新境地を開拓。国をも動かした、あまりにもむごい真実の物語に戦慄(せんりつ)する。

 

 

続いて、レビューです。※ネタバレ注意

 

「実話ベースの聖職者による聾唖児童性虐待告発映画

判決後の復讐劇はどうか分からないが、フィクション臭もそれほど強くなく、被害者側に共感を覚える人間であれば強いもやもやが残る結末。
だからこそ本作の意義があるとも言え、何れにしろこんな許し難い事件が韓国で起こっていたと認識できたことに感謝。

日本も対岸の火事ではなく、キリスト教関係者が同様の事件を起こしているし、世界的に見れば天を仰ぎたくなる惨状。全くひどい話だ・・・」

 

韓国映画の強さがわかる

こんな内容を日本では作れるわけがない。が第一印象。
タブーな内容を隠さずぼかさず、はっきりとやってしまえるところに映画やエンタメにかける国の本気度を感じた。
内容なだけに観終わってもいい気がしない。誰かと観るのではなく一人で観る作品。」

 

「観てて辛くなる映画。こんな悪い人間が現実にいるのかと。

虐待シーンがとにかくリアル!見てるこちらが声出ちゃうほど。
ミンス兄弟はなぜ産まれてきたの?
幸せだと感じる日々はあったのだろうか。
障害があるからかわいそうとかではなくこんな扱いを受ける子供たちに心から同情してしまう。
カン役のコン・ユもなんだか救われないし…正義ってこんなに犠牲を払うの?
全部腹が立つし悲しいし、でもたくさんの人に見てもらいたい、そして優しい国にしていきたいと心から思う。
考えさせられすぎる作品です。笑いは殆ど無し。」

 

 

感想ですが、この作品はyoutubeの作品紹介している動画で胸糞ということで紹介されていた視聴しました。

 

障害を持つ子供に対してすごいことをしています。見ていて本当に胸くそですし、こういったことができる大人ってサイコパスでしかないと思います。

 

弱い立場を利用して悪いことをしている人間がいまだにいるのですよね・・・。これが実話であることの恐怖もそうですが、よくある学校の隠ぺい体質も問題です。

 

最後はネタバレになるので書きませんが、ただ、一つ、正義となる大人が周りにいてくれるだけでも子供が助かります。

 

以前、日本でも施設でいじめがあって、指を切り落とされたなんて聞いたこともあり、人間じゃない人間が世の中にいるということ、改めて痛感しました・・・。

 

トガニ 幼き瞳の告発(字幕版)