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孤狼の血 LEVEL2 ネタバレ 視聴した感想 前作越え?面白くない?アマプラなら無料

ついに気になっていた、孤狼の血 LEVEL2を観ました!いや~前から見たくて、広島に住んでいるとすごい広告がいたるところにあって、気になった方も多いかと思います。

 

キャスティングはすごく豪華です。

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作品説明

 

3年前に暴力組織の抗争に巻き込まれ殺害されたマル暴の刑事・大上の後を継ぎ、広島の裏社会を治める刑事・日岡松坂桃李)。しかし、刑務所から出所した“ある男”の登場によって、その危うい秩序が崩れていく…。やくざの抗争、警察組織の闇、マスコミによるリーク、身内に迫る魔の手、そして圧倒的“悪魔”=上林(鈴木亮平)の存在によって、日岡は絶体絶命の窮地に追い込まれる…!そんな極限状態の中で、日岡が知る衝撃の事実とは!? 信じられるのは誰か!?(C)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会

 

監督    白石和彌
出演    松坂桃李, 鈴木亮平, 村上虹郎
ジャンル    ドラマ, アクション
オーディオ言語    日本語

 

レビューを先に見ましたが、なんとなく前作を超えていない感じがありました。

 

ネタバレになりますので、視聴まだの方はご注意ください。

 

ストーリーが破綻。駄作中の駄作。
原作とは違うオリジナルストーリーによる第2弾。
ネタバレを含むので気をつけてください。
こんな設定に付き合えるかで評価も変わります。まずはラストに行われるエピソードですが、酷いです。

手錠をはめられた軟禁状態の刑事が、同僚を羽交い締めにして拳銃を奪います。通常私服警官は拳銃を所持していませんが、何故か簡単にホルスターから外し奪い、脅し、そして3階の窓を突き破り地上に脱出、偶然止めてあったパトカーの屋根に墜落、その後、追っ手の刑事を倒しパトカーに乗り込み、刑事は抗争が行われている現場に向かいます。
手錠をはめられた男が、運転って…パトカーって鍵付きなのかい?
しかも、この刑事は2.3日前に銃弾を喰らい入院、無理矢理外に出てきている状態です。
完全にランボーだし、ミッションインポッシブルです。もはやプレデターでしょう。人間ではない。
こんなむちゃくちゃなスーパーマンが活躍するお話です。従ってリアリティなの皆無の、スーパー娯楽映画。ご都合主義にもほどがあり、早く終わって欲しいと思いました。

とにかくヤクザ組織に詳しくない人が思いつきで書いたストーリーと映像、北野武さんの映画には、こんなストレスは起こりませんね。勘弁して欲しい。

とにかく荒唐無稽なお話です。沢山ありすぎてついていけません。暴力的な映像をつないでいますが、ストーリーが無茶苦茶なので、なんで?の疑問を改善出来ぬまま次に進みます。なので面白くありません。

とにかく、ヤクザはメンツに拘ります。ナンバー2殺されたら、組織もその子分も全力で潰しにかかるでしょう。たかだか20人前後の小さい組などひとたまりもありません。
公共事業も行う会社も奪い、五十子組の2代目を殺し、参加のナンバー2も殺し、それでもおとがめ無しなんて絶対にあり得ません。会長が利用しているような件も説明もなく、なぜ彼らは制裁を加えられないのかという疑問も拭えないままに物語は展開。
目を潰すという猟奇的な設定も必要を感じないし、ただ単に暴力的なシーンを合間に入れただけの映画です。ストーリーもキャラも、それを取り巻く設定も全てが弱く無理があるので、リアリティのない現代劇は苦手だと感じる人は絶対に見ないでください。

並外れた人間が活躍するお伽噺です。映画は全てファンタジーと思っているので、これで良いと思えれば多少の無理も飲み込めるタイプの私でも、この映画は無理。

ラストも酷かった。山奥でオオカミを見たって…脱力したよ。第一弾の原作者は泣いているよね。

あと西野七瀬さんは酷かった。弟を悲惨な形で失ったのに、あんなか細い声量で叫んでもね。悲しみも怒りも何も伝わりません。こういう骨太の映画に実力の無いアイドル女優をキャスティングした制作者側の怠慢にも腹が立ちます。

期待値に対する絶望感、近年まれに見る大外れ映画でした。
手錠のまま、ビルの3階から落ちてパトーカーに激突、その後、格闘して日本刀で切られたり刺されたりします、しかも数日前に銃弾を浴びた手負いの刑事がである。超人ハルクかよ。バカにするのもいい加減にして欲しい。

 

このレビューは確かに共感ですね。。。

 

 

最後までチンピラと闘うだけ
まず物語の流れとして今作は前作にあったようなどんでん返しなどはほぼありません(こちらの予想を超えてこない)。
また、チンタとかいうキャラも役に立たな過ぎて当然のごとく犬死にしますが、何のショックもなく、前作での役所広司のご遺体とのご対面シーンと重ねた演出も、お涙頂戴要員としてはキャラが薄すぎて肩透かしを喰らいます。

そして、何よりも鈴木亮平演じるヤクザが単なる凶暴なチンピラです。今作はヤクザ同士の読み合い騙し合いなどがありません。ただの頭の悪いチンピラが暴走するだけの物語です。そのチンピラを逮捕できるチャンスはいくらでもあるのに、しません。普通に刑事モノとしてハテナだらけです。一応最後の方でお約束の上層部の陰謀めいた事が明かされますが、それとは関係なく、普通に警察としての行動が破綻しています。謎です。

ソウ1では張り巡らされた伏線や謎が最後にドバっと回収される見事なサスペンス映画だったのが、シリーズ化され3,4,5と進むにつれ単なるグロテスク拷問映画に成り果てたのと同じような感覚です。孤狼の血1では原作があるが故か、その重厚さがあったのですが、2は単なるド派手な残酷暴力映画と成り果てました。残酷描写が悪いのではなく"それだけ"なのが残念です。

あと、前回は昭和の世界にレクサスの車が映ってしまうというミスがありましたが、今作はそれどころではない回数で現代のモノが映りまくっていて雑さを感じました。
銃の扱いも、いきなり冒頭からリボルバーとオートで弾が違うはずなのに同じ弾を装填していたり、オートのヤクザが無駄に二回スライド引いたり(なのに弾がスライドから落ちなかったり)、謎だらけでした。笑

 

そう、前作を観た時のあの重苦しい雰囲気は全然なかった気がしました。

 

 

どこに狼がおるんや
前作はそれなりに見れた。多分役所広司の存在が大きかったんだろう。
しかし今回は主役が痩せぎすのおぼっちゃま一人なもんで、引き立てるために脇役の幹部も軽めの演技。
多分同じ理由でチンピラもみんな華奢なお子ちゃまばかり。
鈴木亮平はいい役者だが、本作ではいまひとつ底知れぬ不気味さを感じさせない。少年のころ両親を殺害したサイコパスな異常者という設定は、イコライザー1の敵役のような陰のキャラだが、そこにもう一つ仁義なき戦いの大友勝利のような喚き散らして相手を脅す陽のキャラも加えているため、深みを出そうと複雑なキャラ設定にしたことでかえって非現実的な薄っぺらい悪役になってしまっている。悪役もどこか惹きつけるもの(頭の良さや強さ等)がないと、主役との対比で盛り上がらないものだが、きっと主役を食わないようにこの惹きつける演技を抑え、中身のない悪役に徹したんだろう。結局どちらも魅力のない二人が最後までワチャワチャしてるだけの映画になってしまっている。それに予算的に無理ならショボいカーチェイスシーンは入れるべきではない。安っぽさが目立ってB級感丸出しである。

 

個人的にはシーンのえぐさは前回のほうが上だった気がしますね。ストーリーも間違いなく前回で、?が続くのは間違いないですね。

 

今回はどちらかというと、アクション映画になった感じがしました。レビューではこれはこれでありという人もいますが、前回と比較すると間違いなく面白くなかったという人が多い気がします。

 

比較しなければそこそこ楽しめる作品ではあります。ただ、前回の作品は名作だと感じましたが、本作は肩透かし感はいなめないと思います。あと、チンタがひどい状態で発見されるシーンもなぜか、野次馬が集まっていて、えっつ?という感じになりました。

 

あえてさらしているような、松坂桃李さんにショックを与えるために出てきたようなシーンがあって、うーんという感じです。見て損はないとは思いますが、さすが!という感じにはなりませんでした。鈴木亮平さんの演技は評判通りすごかったです。

 

前回同様、Amazonプライムで無料で視聴できてよかったです。最近、youtubeでホラー映画をすすめる動画をみていて、気になる作品が増えているので、週末に楽しみたいと思います。

 

孤狼の血 LEVEL2