映画 結婚詐欺師 視聴レビューです。
個人的にはなかなかのヒットでした。好みが分かれるとは思います。
あらすじです。
女性たちはなぜ見事に騙されるのか? 彼女らの本当の「救い」とは? 阿久津(内村光良)は汚職や詐欺などを扱う知能犯担当刑事。ある女性の訴えで、結婚詐欺の捜査を担当することになる。橋口(加藤雅也)という男が、巧妙な話術と洗練された容貌で女性たちを次々と誘惑し、金を振り込ませては姿をくらませていたのだ。そんな折、阿久津は被害女性の中に、かつて自分がプロポーズをした学生時代の恋人・美和子(鶴田真由)がいるのを知り愕然とする。彼は美和子を救えるのか?(C)1996 乃南アサ/新潮社 (C)2007WOWOW INC.
参考にしたレビューです。※ネタバレ注意
「加藤雅也さん好きだし、まもなく配信終了だというので観ました。
劇中にもあったように、そのセリフを言う人がアリかナシかで変わってくる現実。
加藤雅也にちょっと似てる男性が、ここまでじゃないけど似たようなことしてたのを思い出しました(笑)
鶴田真由さんはやっぱり素敵だし、実直な役柄がウッチャンにぴったりでした。
アラフィフあたりにドンピシャな作品。
もうちょっと、被害者になる女性たちの寂しさが描かれてたらよかったかも。」
「だから内村さんはまだ台本のセリフを呼んでるって芝居をしてる。
他の人が上手いので比較的誤魔化せているが、もう少ししたらもっとのびのびした芝居になってくるから、内村さんの成長手前が見れることに満足としよう。
さて作品はというと、加藤雅也演じる結婚詐欺師が捕まるまでの顛末を描いた作品で、よくできてるとは思う。しかし元嫁や同業的な登世子の存在が少しもったいない。
まだまだ女性心理の一つの形としてストーリーの中で広げられた役回りだったかと思う。
シナリオで女性を描くとき、女性心理の多彩性にビックリするが、あらゆる詐欺師が手のひらの上で相手を転がせていないもので、むしろ上手に転がっている側になるわけで、その多彩さと結婚詐欺師の対応力をもう少し掘ったら、いい角度の作品になったかもしれない。
正直惜しいって感じだ。予算的に抑えたのは上手く帳尻があってるようなので、少しもったいなかった。
あと秋本奈緒美ってやっぱりただのジャズシンガーじゃないね。ひざとかつま先まで役が入り込んでるもの。うまい。」
「コメディアンとしても俳優としてリスペクトする内村光良さんが結婚生活に敗れたくたびれた中年刑事役を演じている。主役ながら抑えた演技で、結婚詐欺師の加藤雅也さんの方が堂々として目立つ。ストーリーとしても愛する女性に二度振られ、最終的にマークしていた詐欺師を捕まえたが、試合に勝って勝負に負けた感。
内村さん演じる主人公は最後まで騙される女性の気持ちが理解できなかったようだが、一視聴者として最後まで加藤さん演じる詐欺師の心理が謎のままだった。
様々な年齢層の美しい女優達と色気ある加藤さんが楽しませてくれるものの、派手な展開はない。地味ながら印象的な映画であった。
尚、鈴木蘭々ちゃんが懐かしかった。」
感想ですが、個人的にはかなり楽しめました。
ストーリはタイトル通りなのですが、加藤雅也さんが演じるイケメン詐欺者に女性がだまされまくります。
昨今のホスト狂いと大して変わらない気もしますが、ここでよくないのが、結婚だったり愛しているということで、お金をだまし取ることですね。
彼の人に対して何の罪も感じていないのが分かる一面がありますが、過去に詐欺した女性が自●したことで、まったく動じないことです。彼からしたらビジネスなのです。
そして、一番切ないシーンがうっちゃんが好きだった人もターゲットにされるわけですが、本人がいない時に、ひさしぶりにあったらさえない人になっていたと言われていました。
本来は警察が正義なのですが、まったく好きな人からは評価も興味も持たれてないのです。しかし、、、なんと詐欺者にかかると結婚まで考えるのです。
見ていると、ほんとうに切ないです。最後は当然捕まるのですが、ラストシーンで、試合に勝って勝負に負けるという感じがうっちゃんの幸うすさなキャラクターに合っていて、切なくなりました。