インフラエンジニアをしていると便利なのが、業務で使用するパソコンにVMwarePlayerを入れて置けば、動作、仕様確認などに、ローカルで作成した仮想マシンですぐに確認することができます。
そして、近々、Windows Server 2016を構築することになり、ローカルでインストールして、動作確認をする為に、VMware PlayerでWindows Server 2016をインストールしたところ、UEFIモードでインストールされる場合とされない場合があると相談を受けました。具体的には、インストール時にディスクを選択するポイントがありますが、「回復オプション」が表示されるケースとされないケースです。
物理サーバの場合は、BIOSの設定でブートオプションを設定しますが、仮想マシンの場合はどうなっているんだろうと気になりました。
色々と調べていると、ESXi6でBIOSとUEFIを切り替える方法は、起動オプションで変更できるようです。実機が手元にないので、残念ながらハードコピーはありませんが、UEFIでOSをインストールしたい場合は、仮想マシンの設定の編集から「ファームウェア」→「EFI」を選択します。
一方、レガシーモードで仮想マシンを起動する場合は、「ファームウェア」で「BIOS」を選択します。
また、当然ながら、OS側もUEFIをサポートしている必要があります。これから導入するようなサーバは、基本はUEFIを利用できると思います。また、VMware Playerでは設定の編集画面がなかったので、なんだろうと思ったら、おそらく仕様の部分でした。
以下は、ESXi6.5 仮想マシンのUEFIセキュアブートを有効、無効の設定についてですが、、、
仮想マシンの UEFI セキュア ブートを有効または無効にする
【前提条件】
セキュア ブートは、すべての前提条件を満たしている場合にのみ有効にできます。前提条件を満たしていない場合、vSphere Web Client にチェック ボックスは表示されません。
仮想マシンのオペレーティング システムとファームウェアが UEFI ブートをサポートしていることを確認します。
●EFI ファームウェア
●仮想ハードウェア バージョン 13 以降。
●UEFI セキュア ブートをサポートするオペレーティング システム。
そして、私が実家でWindows Server 2016の仮想マシンを構築しましたが、やはりレガシーになっていて、UEFIではありませんでした。理由は、VMware Playerのバージョンが低かったからだと思います。
バージョン:12.5.5 build-5234757
ちなみに、この記事を書いている時の最新バージョンは「14.1.1」です。
VMware Workstation 14.1.1 Player for Windows 64-bit Operating Systems.
実際にVMware PlayerのバージョンアップをしたらUEFIでインストールできたと聞いたので、おそらく仮想マシンバージョンが影響していた可能性があります。VMware Playerで作成した仮想マシンでUEFIで作成されないという方は参考にしてみてください。