よろづやアンテナ

ITから生活の参考になる情報を備忘録代わりに残していきます

”インターネットにアクセスするためには、適切なDNSサーバの設定が必要となります。”

先日、あるプロバイダの提供するDNSを利用している環境で、ブラウザでネット検索すると、以下のメッセージが表示され、検索できない事象が発生しました。

-------------------------
DNS設定確認サイト】

DNSサーバの設定内容をご確認ください。

平成26年9月2日以降にインターネットにアクセスするためには、適切なDNSサーバの設定が必要となります。

 

現在ご利用のインターネットサービスプロバイダでは、設定されているDNSサーバをご利用頂く事は出来ません。



下記の接続情報よりご利用頂いているサービスプロバイダ情報をご確認頂き、ご契約のサービスプロバイダの

 

サポート窓口またはネットワーク管理者まで、DNSサーバ情報の設定変更の方法をお問い合わせください。



現在のお客様は XXXXXXXXXXXXXX[yyy.yyy.yyy.yyy]

 

から接続されており、DNSサーバ情報の設定変更が必要です。

-------------------------


これは、対象のプロバイダで提供しているDNSの問題のようですが、この事象を解決する為には、利用可能な外部DNSへ変更する必要があります。


まずは、現在、利用しているプロバイダに確認するのが間違いないと思いますが、ユーザーがインターネットを検索できないのは、クレームが上がって大変だと思います。


そこで、暫定的に、Google Public DNS「8.8.8.8」等を利用するのも一つの手だと思います。そして、プロバイダから正式なDNS情報を確認してから、再設定すれば、ユーザーへの被害も最小限に抑える事ができます。


AD環境の場合は、ADがDNSを兼ねている事が多いと思います。その場合、DNSフォワーダーで設定を追加してあげればOKです。

f:id:merrywhite:20200723144840j:plain


小規模環境の場合は、ルーターに設定されている場合が多いです。


こういったトラブルも想定していないところから、突然発生する事がありますので、運用者はある程度、トラブルを想定して切り分けを迅速に行う必要があります。


ユーザーがネットを利用できない事による損失は、特にIT業界の場合は大きいですからね。。。