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映画 宿命 視聴レビュー 柏原崇が若くてイケメン 人体実験を扱ったミステリアスな東野圭吾作品

映画 宿命 視聴レビューです。

 

東野圭吾作品は、不思議な感じのストーリーが好きで、なるべく見るようにしています。秘密がいいですね。

 

 

まずはあらすじです。

 

刑事と容疑者になった幼なじみ。二人を待ち受ける「宿命」とは?和倉勇作(柏原崇)はかつて、医大進学を諦めた過去を持つ。初恋の女性・美佐子(本上まなみ)とも別れ、苦悶の青春を過ごして警察官になった。そんな彼の前に、殺人事件の容疑者として、学生時代のライバル・瓜生晃彦(藤木直人)が現れる。脳外科医として活躍する晃彦は、奇しくも美佐子の夫となっていた。宿命の再会の後、徐々に明かされる秘密の数々。そして最後に待ち受けるものは…?(C)2004 WOWOW INC./東野圭吾/講談社

 

 

続いて、参考にしたレビューです。※ネタバレ注意

 

「原作を読んでいたので、男性のダブルキャストなら瓜生か和倉を主軸にしないと話が進まないのだろうなぁ、と思い観ました。和倉だと刑事ものとしての流れになりそうなので、原作と方向性が違って来てしまいます。だから主軸が瓜生だったんでしょうか。これはこれで面白かったです。原作にはロボトミーとは書いていなく、その実験(治験)に至る老博士たちの、戦時中まで遡る昔話があれば、もっと怖いてゾクゾクしたかも。」

 

東野圭吾原作ということで、入り組んだ人物相関、単なるミステリーで終わらないドラマ性とボリューム、満足感があり、総じてストーリー自体の見応えは折り紙付きと言えるでしょう。
しかしながら、映像作品ならではの出来の仕上がっているかという点については疑問が持たれる他、尺の都合から消化不良気味な部分も多く、時間に余裕があるなら敢えてこちらを見る必要がない、あくまでも原作お手軽版の域を出ないものになっています。

夢を叶えた者・夢に敗れた者、慎重派・行動派、(ある女性にとっての)夫・元恋人等の対比を多用し、コアとなる2人の人物像が細かく練り上げられていることを初め、企業人への反面教師からつながる展開、企業繁栄と搾取・犠牲のトレードオフの現実など、諸設定は非常に秀逸。
ただし、継母との仲、夫婦関係、異母兄弟といった各種人間模様、社内派閥と権力争い、遺産相続というシチュエーション、ロボトミー手術というシンプルに興味をそそられる部分など、掘り下げ甲斐のあり、且つ含みを持たせた要素が多くありながら、深堀りに欠けていたのは残念か。
人間、企業、科学技術を交差させた壮大な出来に一役買ってはいるものの、それぞれの要素で広く浅くの感が強く、特に(既知の)家族関連、過ちから誕生させてしまった患者の愁いといった人間ドラマや心情描写の部分においては大変淡泊。映像化の利点を生かせておらず、満足度・没入感を下げる要因となっています。

オリジナルの原作が気にかかる絶妙な完成度で、販促としては優秀ですが、本作1本では物足りなさ、というより粗さが目立つ気がします。」

 

 

正直、ちょっと映像化するとリアリティがなくなるというか、やっぱりちょっと違和感。

 

まず、これを見て、ロボトミー手術を思い出しました。

 

これがいいと思って手術した人の人格が破壊されて、事件になった過去がありますよね。

 

まず、柏原崇が若くてイケメンです。昔からイケメンだと思っていましたが、改めてイケメンですね。

 

そして、何より、話がミステリアスなのです。瓜生晃彦(藤木直人)は自らの宿命を父親から受けて、それを妻にも内緒にしてとうのですが、その間に●人事件が起きてしまうというものです。

 

そして、その事件を追う、和倉勇作(柏原崇)。

 

そこから実はいろんな関係性が明らかになっていくとうものです。

 

衝撃のラストですが、それぞれの運命に従ってのラストがちょっと切ないです。宿命とうタイトルがその通りだと感じるストーリーでよかったです。ただ、ちょっと映像化で物足りなさを感じるのはなんだろうと思いました。

 

宿命