よろづやアンテナ

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映画 明日の食卓 ネタバレレビュー シングルマザー、夫が浮気、無職、サイコパスの子供 色んな家庭がある

 

週末ということで自宅で映画を視聴しました。ということで、明日の食卓 ネタバレレビューです。

 

まずは作品紹介。

 

【イントロダクション/ストーリー】
息子を殺したのは私ですかー?

石橋ユウ、10歳。
同じ名前の息子を持つ3人の母親たち。
それぞれが息子を愛し、幸せな日々を送っていたはずだった。
だがある日、ひとりの「ユウ」君が母親に殺されたー

豪華女優陣&人間ドラマの名手・瀬々敬久監督が突きつける、誰もみたことのない、だが誰にでも起こり得る事件。


(ストーリー)
同じ、石橋ユウという名前の息子を持つ3人の母親たち。
住む場所も環境も違うが、それぞれが忙しく幸せな日々を送っていた。しかし、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていき、ある日ひとりの「ユウ」が母親に殺されてしまう。苦労はあっても、息子への愛に偽りはなかったはずなのに、どこで歯車が狂ってしまったのか。「ユウ」の命を奪った犯人は誰なのか、そして三つの石橋家がたどり着く運命とは……?

【キャスト】
菅野美穂 高畑充希 尾野真千子
柴崎楓雅 外川燎 阿久津慶人/
和田聰宏 大東駿介 山口紗弥加 山田真歩 水崎綾女 藤原季節
真行寺君枝/大島優子/渡辺真起子 菅田俊 烏丸せつこ

【スタッフ】
監督:瀬々敬久
原作:椰月美智子「明日の食卓」(角川文庫刊)
脚本:小川智子

©2021「明日の食卓」製作委員会

 

まず、キャストが豪華ですね。高畑充希って、少し前に新卒の役してた記憶が、もう母親の役か~とびっくりしました。

 

 

続いて、参考にしたレビューです。

 

少し話が複雑なので、わかりやすいです。

 

「ネタバレしてます
2020年。監督:瀬々敬久。原作:椰月美智子の同名小説。

3人の母親の共通点は小学生の息子の名前が、
《石橋ゆう》なのです。
3人の母親の日常を淡々と描く前半1時間はやや退屈。
後半はそれぞれの問題点が噴出してきて、驚く展開です。

石橋留美子(菅野美穂)=神奈川県在住。
…………………2人の小学生の男の子の母だが、フリーライターの仕事を生き甲斐としてる。
石橋加奈(高畑充希)=大阪在住。
…………………離婚して一人息子のゆうを育てる働き詰めのシングルマザー。明るい。
石橋あすみ(尾野真千子)=静岡在住。
…………………地元の名家に生まれた年下の夫と、小5の息子と実家の敷地に住む専業主婦。

3人の母親が交差することはありません。
(3つのエピソードのアンソロジーをまとめた感じです)

椰月美智子さんの同名原作では、
菅野美穂演じる瑠美子が子供を叱りつけて、
激しく殴る虐待シーンから始まっているそうです。

前半を3人の母親の紹介に当てていますので、退屈などこにでもいそうな母親の日常に、
私は共感も特に持てずにいました。

高畑充希さんが演じる加奈が寝る間も惜しんで働くシングルマザーで、
明るく健気で他人にも母親にも頼らず頑張ってて、
一番応援してみてました。
加奈には次々と金銭的苦境が襲ってきます。
みていて辛いです。
加奈が健気で明るいので余計に、いたたまれない気持ちでした。

あすみの息子は、友達を利用してイジメのターゲットを殴らせる。
それを見てる自分は手を下さない。
実はイジメの黒幕です。
「人を動かすのは面白い」とうそぶく性悪ぶりを現して、モンスター化して行きます。
そして、母家に住む姑(真行寺君枝)は、庭で用を足す・・・
それを知るのは息子のゆうだけなのです。
姑は認知症が進行しています。
あすみは普通にみても、かなり鈍いですね。
嫌いな姑でも、日々のゴミ出しをしてるか?してないか?
それを、知らないなんて、到底理解できません。
あすみの夫が、母家へ全く出入りしてない・・・これもあり得ないですね。
だったら家族揃ってボンクラですね。
そして、息子の異変にも気付かない《あすみ》です。

留美子は野心家だと思います。
ともかくライターとして頭角を現したい。
本音は家庭(夫より子供)より、仕事が大事・・・。
ヤンチャな息子2人に手を焼いて、怒鳴りまくりますし、カメラマンの夫が失職すると、
カメラを壊してしまう程、抑制のきかないところがあります。

「あなただって、もしかしたら子供を虐待死させるかもしれない!!」
これが隠れテーマ・・・なのですが、

モンスター予備軍のあすみの息子も、結局、なんの解決もつかないですし、
加奈の貧しさも、この先ずっとずっと続くのでしょうし・・・
(加奈さん、切ないですね。)
子供の靴は来年には、もう履けないのです。
日々の成長。すべてお金が掛かります。
加奈さんに幸多かれ!!・・・そう願わずにはいられませんでした。

ラストはライターの留美子が、虐待死をさせた母親を取材して、ルポルタージュ
書いています。
取材対象の女性は本当にどこにでもいる平凡な人でした。

でもたしかに、
留美子が子供の悪戯に激昂した時、沸点を超えたら?
あすみがモンスター化する息子に、手をかけたら?
加奈が貧困のあまりに、無理心中を考えたら?

これが「明日の食卓」ならぬ「明日の現実」

映画はなんの解決策も示さないけれど、解決しないからこそ、現実を映してるのかもしれません。
たしかな《警鐘》
どこの母親にも「虐待死」の可能性はある?!
そう言ってるように思えました。」

 

まず、全体的にどんよりしています・・・。後、3家族の問題が起こるので、流し見していて混乱しました。

 

登場人物多すぎる感じがしましたね。

 

そして、3家族とも異なる問題を抱えていて、子供が母親に反発しています。しかもそれぞれ違う内容で。

 

個人的に菅野美穂の話は、旦那が最低で最初はいい旦那に見えていましたが、浮気をして、職を失い、妻に養ってもらうような状態なのに、家のことも全然できず、喧嘩が増えます。

 

そして、子供も言うことを聞きません。

 

個人的に絶望感を感じたのが、尾野真千子の家族、子供がサイコパスになっていて、最近あった悲惨な事件を彷彿とさせました。

 

また、子役(柴崎楓雅)がテセウスの船にでていた犯人役で、悪い役が似合うな~と思ったりしました。

 

内容的に家庭崩壊していく感じがすごくどんよりしていて、見ていてへこみました。家族ってちょっとしたことで、関係が悪くなっていくというところで、相手に気を使えないとこうなりますよね。。。という感じでした。

 

しかし、ここで出てくるクレーマーみたいな人、少なからずほんとうにいるのが怖いです・・・。