vCenter Server vSAN健全性サービスを使用でvpxdのメモリ使用量が増えるという事象についての情報になります。
情報元はこちら。
vCenter Server で vSAN 健全性サービスを使用すると vpxd のメモリ使用量が増える (2149208)
https://kb.vmware.com/s/article/2149208?lang=ja
現象
vCenter Server 6.0 で vSAN 健全性サービスを使用すると、VMware VirtualCenter Server (vpxd) のメモリ使用量が vSAN 健全性サービスの使用中に増加し続ける。
原因
この問題は、vSAN 健全性サービスの使用後もセッションが開いたままになっているため発生します。
解決
この問題は、vCenter Server 6.0 Update 2a で解決されており、VMware Downloads から入手できます。詳細については、「VMware vCenter Server 6.0 Update 2a Release Notes」を参照してください。
VMware Downloads
https://my.vmware.com/web/vmware/downloads/details?productId=491&downloadGroup=VC60U2A
VMware vCenter Server 6.0 Update 2a Release Notes
https://docs.vmware.com/en/VMware-vSphere/6.0/rn/vsphere-vcenter-server-60u2a-release-notes.html
アップグレードせずにこの問題を回避するには、次のいずれかのオプションを使用します。
・vSAN コンポーネントを完全に無効にする
・vSAN コンポーネントを定期的に再起動する
vSAN 健全性サービスを完全に無効にする
vCenter Server for Windows で vSAN 健全性サービスを無効にするには:
①services.msc を使用して Windows サービスを開きます。
②VMware Virtual SAN 健全性サービスを見つけて停止します。
③VMware Virtual SAN 健全性サービスをダブルクリックします。
④[全般] タブで、[開始タイプ] を [無効] に変更します。
⑤[OK] をクリックします。
vCenter Server アプライアンスで vSAN 健全性サービスを無効にするには:
①SSH を使用して vCenter Server Appliance にログインします。
②Bash シェルを有効にします。
③次のコマンドを実行して、vSAN 健全性サービスを停止します。
# service vmware-vsan-health stop
④次のコマンドを実行して、vSAN 健全性サービスを無効にします。
# chkconfig vmware-vsan-health off
vSAN 健全性サービスを定期的に再起動する
vSAN 健全性サービスを再起動するには、次のコマンドを実行します。
service-control --stop vmware-vsan-health
service-control --start vmware-vsan-health
注:1 つ以上の vSAN クラスタが vCenter Server で管理されている場合、vSAN 健全性サービスを無効にすることはお勧めしません。