最近、VMwareの環境より、Hyper-Vを触る機会が増えてきたので、こちらの情報も掲載していきたいと思います。
以前、東京で仕事をした人とも話をしましたが、最近はHyper-Vも機能が充実してきたおで、仮想化基盤を運営しているケースが増えているよです。
Hyper-VでもESXiと同様にHyper-Vホストの物理ディスクを直接マウントさせることができます。Raw デバイス マッピングという機能になりますが、仮想ディスクを作成せずに、直接マウントさせるので、仮想マシンからのアクセス要求を全てそのまま物理ディスクへ渡して処理するため、より高速な入出力が期待できます。
ただ、この構成はいくつか制約があるのですが、例えば、VSSバックアップができないとか、インポート、エクスポートに非対応だったりとか、他のホストにデータが移動できないなどのデメリットもありますが、その他のホストへ移動させないのであれば、使えますね。
Hyper-Vでパススルーディスクを利用するには、仮想マシンの「設定」画面で物理ディスクを選択するだけでOKですが、Hyper-Vの仮想マシンで物理ディスクをパススルーディスクとして使うには、Hyper-Vホスト側で「オフライン」状態にしておく必要があります。
続いて、実際に重要なのはシステムとして使えるかですが、パススルー構成でコマンドが通るかどうかですが、例えば、ネットワークドライブの場合は、moveなどのコマンドが通らないことがあります。
自分自身が認識しているドライブではないので当然ですが、Hyper-Vパススルー構成の別ドライブへmoveコマンドが使えます。
例えば、Eドライブをパススルー構成とした場合は、コマンドプロンプトを起動して、moveでCドライブからEドライブでデータを移動することが可能です。当然、コピーコマンドなども通ります。
パススルー構成の場合は、仮想マシン自体も巨大化しないので大容量のデータを格納する場合は便利ですね。