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バリウム検査はリスクが高くて効果がない?胃がん患者の多くがピロリ菌感染者


現場の同僚がお腹が痛いとずっと言っていて、いざ調べてもらうとなんと胃潰瘍みたいな状態になっていて、原因がピロリ菌とのこと。ピロリ菌って昔聞いたことがあって、日本人の多くがかかっていると聞いたことがあります。


井戸水を飲んだりするとかかるそうで、田舎で井戸水を飲んだ経験がある方は、ちょっと注意かもしれません。ピロリ菌さまざまな研究から、ピロリ菌が胃炎や胃潰瘍などの胃の病気に深く関っていることが分かっていて、幼い頃に感染し、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中にずっといるそうです。


ただ、症状がないから治療していない人が多いかもしれません。同僚もトリガーは不明ですが、胃痛が起こったことでこれに気づきました。

 

バリウム検査はリスクが高くて効果がない?胃がん患者の多くがピロリ菌感染者



続いて、中年になるとバリウム検査を定期健康診断で行うようになりますが、これって結構めんどうですよね。下剤飲まないといけないですし、ちゃんと出さないと翌日大変なことになります。


そして、バリウム検査はリスクが高くて効果がなく、胃がん患者の多くがピロリ菌感染者という内容のネットニュースがあります。

バリウム検査で深刻事故多発 胃がん発見率も内視鏡の3分の1


記事によると、胃がん患者を調べた研究では、99%がピロリ菌感染者と判明したそうで、ピロリ菌の未感染者が胃がん検診を受けること自体がムダと書かれています。とても衝撃的な内容です。

 

 浅香正博医師(現北海道医療大学・学長)によると、50歳以上の日本人のピロリ菌感染率は1992年時点で8割を超えていた。それが2013年の調査では、約5割にまで減少。呼応するように、胃がんの死亡数も減少傾向にある。

 2014年、WHOの研究機関・IARCは、「ピロリ菌のスクリーニング検査、および除菌治療を行うことを推奨する」と勧告した。それなのに、ピロリ菌を全く考慮せず、集団で胃がん検診を行うことは、検診組織の維持が目的と勘ぐられても仕方がないだろう。


むしろ、ピロリ菌検査に変えたほうがいいのであれば、それにして、発見されたら治療するのほうがいいのではないかと思ってしまいます。さらに、バリウム検査は他にもリスクがあるようです。


バリウム検査では、深刻な事故が多発して、中でも多いのが、バリウムが体内に固着して孔が開いてしまう「穿孔(せんこう)」とのこと。初めて聞きますが、大腸穿孔を起こすと緊急手術となり、数か月間は人工肛門での生活を余儀なくされるそうで、過去には死亡したケースもあったとのことです。


こんな危険な検査をしているということを知っている人はほぼいないのではないでしょうか。さらに、世界的に評価が高い医学誌ランセットには、「日本で癌になる人の3.2%はX線検査の被曝が原因」という論文も掲載されているとあり、まさにいいことがない効果の薄い検査なのかもしれません。


私たちは病院の言う事を信じるしかないですが、それが誤った常識ということは今でもあると思います。日々、医学の進歩の中で、そういった誤りは是正されていくとは思いますが、バリウム検査、来年から止めようかな。


バリウム検査は危ないという内容が書かれた書籍もあります。

 

全国で年間1000万人が受診するバリウム検査。しかし、実際には技術は古くてがん発見率は低く、しかも事故が多く患者を大きな危険に晒すものであると専門医は批判する。それでも制度が改まらないのは巨大な利権があるからだ。厚労省自治体の天下り組織が検査を推奨・実施し、メーカーや医者・病院も潤う。その利権は600億円に達する。進化の著しい内視鏡検査に加え、最新式の「リスク検診」ならば、発見率向上に加え医療費4200億円削減の効果もある。



不都合な真実を知ることができます。