よろづやアンテナ

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日本語で作成した仮想マシンをovf形式でエクスポート、インポートするとエラーで次に進めない

ESXiでは仮想マシン名(インベントリ名)を日本語で作成する事ができますが、これが問題を引き起こす事があります。


例えば、Dellの公開情報でこんなものがあります。

>>仮想マシンのインベントリ名として日本語を利用している場合、VMware Plugin のバックアップおよびリストアに失敗する (108714)


説明

仮想マシンのインベントリ名として日本語を利用している場合、Plug-in for VMwareのバックアップおよびリストアに失敗する場合があります。

発生現象は以下となります。

原因
 
VMwareは、仮想マシンのインベントリ名に日本語(Non-ASCII文字)を使用することをサポートしておりません。上記の事象については、仮想マシンのインベントリ名に日本語(Non-ASCII文字)を使用したことに起因した事象です。

詳細については、以下のVMware社の公開情報を御確認ください。

Troubleshooting errors resulting from non-ASCII names

 


普通に使っている分には、特に問題は発生しないのですが、先日も日本語で作成した仮想マシンをovfファイルでエクスポートし、インポートしようとすると、エラーが表示されてインポートに失敗しました。


ちなみに、日本語で作成した仮想マシンをovfエクスポート、インポートしたい場合は、以下の手順で行います。


【OVFエクスポート手順】
①対象の仮想OSを停止する。
※DVDドライブのマウントは解除しておいてください。

 

仮想マシンを選択し、「ファイル」⇒「OVFテンプレートのエクスポート」⇒「OVFテンプレートのエクスポート」の順にクリックします。

 

③「名前」を英数字で入力し、保存先ディレクトリを指定、「OVFパッケージには、フロッピーおよびCD/DVDデバイスに接続されるイメージ ファイルが含まれています」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
※ここで名前を一度、日本語から英数字に変えます。

 

その後、仮想マシンが指定した場所にovfファイルとして保存されます。



続いて、OVFのインポート手順です。


【OVFインポート手順】
①「ファイル」⇒「OVFテンプレートのデプロイ」の順にクリックします。

②「参照」からエクスポートしたovfファイルを選択します。

③「次へ」をクリックします。

④「名前」で本来の日本語の仮想マシン名に変更します。
その後はウィザードに従い進んでください。



日本語で運用はできない訳ではないですが、いざ、バックアップ/リストアなどでも問題が発生する可能性があるので、できれば、仮想マシン名は英数字がいいでしょうね。