自分がこれまで派遣会社で様々な大手企業でシステムエンジニアとして仕事をしてきて、集大成となる書籍は、ダン・ケネディの「ダン・ケネディから学ぶ「稼ぐ社長」の作り方」だと感じています。
私が仕事をしてきて大事にしているのは、人間性です。約9年間も様々な企業で仕事をしてきて、この業界の様々な側面を見てきたと思います。もちろんすべてはないですが、仕事がうまく回らない理由の多くは、人間だったりします。
特に上位の仕事をしている会社に使えない人材がいると、影響は大きくなり、全体的にその影響が波及します。
大手企業ほど、人の入れ替えを簡単にしないので、これが世の中の矛盾だと私は思っています。
さて、ダン・ケネディの言葉で”マーケティングにおける最大の罪はつまらないことである。”この言葉はとても価値のある言葉だと思いませんか?
ダン・ケネディが、マーケティングでやってはいけない大罪として最も頻繁に指摘するのが「つまらない」という事だそです。
書籍にもありますが、広告でもセールスレターでも弱々しくて自信のないコピー、大企業のWEBサイトのような、無味乾燥で当たり障りのない、でもデザインだけはきれいなページ、いつも同じような割引セール・・・
今の世の中、様々なライバル企業が同じような手口で顧客を取り込もうと努力をしています。
その中で、自分の会社をまず見てもらう事。そして、話をするまで進んだ時に”売り”となる部分は果たして明確であるか、これがとても重要です。
例えば、私たちシステムエンジニアの仕事においては、入札価格が重要視されます。価格は安いほど、入札を取れやすくなります。しかし、安くしてまで案件を獲る事が果たしてゴールなのかを考える必要があります。
もし、次のステップを考えた上での破格なのであればいいでしょう。しかし、ただ、今回の案件を獲るためだけの戦略であれば、すぐに継続できない事に気が付きます。
私たちエンジニアがしなければならない事はシステムを導入する事ではなく、顧客が求める要求を満たす事です。
顧客もすべて正しい訳ではありません。場合によっては価格だけで選んでしまう事もあるでしょう。
しかし、そこに乗っかり、自分たちのエゴでシステムを導入してはならないのです。もし、ほんとうにその顧客を獲得したいのであれば、価格以上の結果を出さなければならないのです。
多くのサラリーマンはある価格設定をして、それ以上の仕事をしないようにしています。
もし、ライバルではなく自分を選んで欲しければ、まずは顧客を注目させるマーケティングをした上で、その想像を超える成果を出せばいいだけなのです。
大手企業であっても、会社の仕組み、組織のルールで顧客をないがしろにしている時代なのですから、中小企業でも本気で顧客の為に仕事を始めれば、成長できる可能性はいくらでもあるのです。
なぜなら、今の大手企業も、最初は今では信じられない程、小規模から仕事を始めたのですから。
常識は非常識だといつも感じます。