よろづやアンテナ

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日本企業は残業をしないといけないという風潮ではなく、人が不足しているのが問題

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日本企業でよく言われる事が、日本人は残業が好きとか、残業をすることが偉いとか、色んな意見が言われることがあります。果たして本当にそうなんでしょうか。


少なくとも、私のまわりで残業をしている人が偉いとか、残業をしていることが正義みたいのはなかったです。逆で、日本人の悪いところは、周りが残業しているのに、自分が早く帰るのは申し訳ないということが多かった気がします。


つまり、結論で言うと、日本人は決して残業が好きな訳ではない気がするのです。少なくとも、私は残業が嫌いですし、早く帰られるなら帰りたいです。


その為、実は残業をするという行為自体、会社や組織が生みだしてる可能性だってあるんです。そもそも、残業をする理由とはなんでしょうか。それは、仕事が終わらないからでしょう。


しかし、仕事が終わらない理由を考えてもらいたいのですが、その仕事は、新しい仕事か、それとも経験のあることかにもよると思いますし、ルーチンワークか、そうではないかでも変わってきます。


例えば、工場などのルーチンワークの場合、ただ、人を増やせば、効率が上がる可能性が高いです。例えば、以前、地元の広島で荷揚げ屋をしていましたが、そこの上の人が、この仕事はいくら頑張って2倍以上の効果がでることはないと言っていました。それはすごく一理あると思います。

 

センスや個性が必要な仕事は人によって成果、結果が変わる

 

一方、私はシステムエンジニアですが、これは経験などによって、かかる工数が大きく変わります。例えば、Aさんが仕事をするのと、Bさんが仕事をするのでは、全然、利益が変わってくることがあります。


例えば、Aさんは経験や知識もあり、システムを2か月で構築できたとして、Bさんは経験不足で、トラブルが続き、3ヵ月かかれば、一か月分の工数が変わります。しかも、Bさんは残業時間がすごいかもしれません。


いい例が、私は人生で始めて、インターネットVPNで拠点間をつなげる案件を1人で対応した時に、はまってしまい、終電まで仕事をしても終わらなかったので、結果、土日も泊まったことがあります。工数はとんでもなく跳ね上がりました。


一方、2案件目。一度目の経験があるので、色々と以前の案件のものを活用できるので、工数は半分以下になりました。要は初めての経験かどうかでも、大きく工数が変わりますし、慣れてくれば残業なんてしなくてもよくなるかもしれません。


また、考えなければならない仕事やセンスのいる仕事もそうです。意外と時間もかかりますし、人によっては成果が大きく変わるかもしれません。

 
例えば、デザイナーなんて仕事も、人によって結果は大きく変わるでしょうし、すべての人が同じような結果を出す訳でもありません。その為、仕事は一律に同じ結果が出ないものもあります。


それを工数管理するのはある意味ナンセンスと言えるかもしれません。数字をしっかりと判断して、管理してくれるなら分かります。例えば、工数がかかっている事に対して、「どうしてこんなに時間をかけてるんだ!ダメだろう」という人ではなく、「時間がかかっている理由は、この仕事に慣れていないだろうから、やり方を工夫しよう」とか。


要は、仕事の内容によっても、その人の能力やセンスによっても、何かを成し遂げるための時間は大きく変わる訳です。


ちょっと自分に置き換えて言うと、まさに、このブロガーという活動もそうです。一年で100万PV、月収100万稼ぐ人もいれば、私のように3年かけてまだ、20万PV、月収も5~10万円というケースもあります。


結果が5倍~10倍違う訳です。それはやり方もあるでしょうし、センスもあるでしょう。だから、一概に同じような結果がでるなんて言えないのです。


では、それを仕事でなるべく同じような結果を出させる為に教育やカリキュラムがある訳ですが、こういったものもなしに、突然、前任者と同じような結果を出せというのも無理です。しかし、日本企業は人が少ないケースが多いです。

 

 

大手企業でも人は少ない事がある

 

それは大手企業も一緒です。だから、しっかりと引き継ぎがされないとか、人がいなくて残業が増えるという事があるのです。


そして、人を入れない理由は簡単です。人を入れると管理も増えますが、残業でまかなえるなら、残業でなんとかして欲しいのです。


例えば、人を1人増やすとなると、パソコンが一台必要になり、机や入場手続きも必要になります。色々とやって入ってきた人間があまりイケてなかったら、、、と考えると、今のメンバーで残業をして終わらせて欲しいのです。


大手企業では派遣社員を使う事が多いですが、一度入れてから、すぐにいらないとは簡単言えません。だから人を増やす工数や負担を考えると、残業をしてもらったほうが楽なのです。


しかし、現場のメンバーからは人を増やしてほしい!と声が出ます。しかし、現場では精神論で残業すればなんとかなる!と言われてしまうのです。


つまり、残業時間が40時間程度であれば、まだ、残業でまかなえると思いますが、60時間を超えてくると、人を増やしてタスクを分散した方がいいと思います。


特に100時間を超えると、ぽつぽつと、精神や肉体に異常が出てくる人が増えてきます。企業側が人を増やしたくない理由も分かりますが、しっかりと現場を見て、負荷を平たんにしてくことも重要です。もちろん、内部の人間の移動でそれができるなら一番いいと思いますが。


そして、タイトルですが、日本人はまじめなので、日本企業は残業をしないといけないという風潮ではなく、ただ、残業をしなければならない状況に追いやられているんだと思います。


もしくは、罪悪感で、共連れ残業ですね。残業する事はお金を稼ぎたい人以外は幸せな事ではないと思いますので、これからの企業は残業をいかに減らすかを考えることが重要になると思います。

 

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