ドメイン環境でWindowsマシンを運営していると、ドメインに関する問題が発生する場合があります。
例えば、「このワークステーションとプライマリ ドメインとの信頼関係に失敗しました」と表示され、ドメインにログインできない場合があります。
例えば、VMwareなどの仮想環境で、かなり前に取得したバックアップやスナップショットから仮想マシンを戻した場合などにも、このメッセージが表示される場合があります。
そして、この問題に関するマイクロソフトの公開情報はこちらです。
"このワークステーションとプライマリ ドメインとの信頼関係に失敗しました" エラーが Windows 7 にログオンすると表示される
現象としては、ドメイン環境で Windows 7 を搭載しているコンピューターにログオンするときに、次のエラー メッセージが表示されます。
「このワークステーションとプライマリ ドメインとの信頼関係に失敗しました。」
解決方法は、ドメインからコンピューターを削除し、その後でコンピューターをドメインに接続します。
この場合、次の手順を実行します。
①新しいローカル管理者アカウントを使用して、コンピューターにログオンします。
②[スタート] ボタンをクリックし、[コンピューター] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
③コンピューター名の横にある [設定の変更] をクリックします。
④[コンピューター名] タブで、[変更] をクリックします。
⑤[所属するグループ] 見出しの下で、[ワークグループ] を選択し、ワークグループ名を入力して、[OK] をクリックします。
⑥コンピューターを再起動するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。
⑦[コンピューター名] タブで、[変更] をもう一度クリックします。
⑧[所属するグループ] 見出しの下で、[ドメイン] を選択し、ドメイン名を入力します。
⑨[OK] をクリックし、ドメイン内でアクセス許可を持っているユーザーの資格情報を入力します。
⑩コンピューターを再起動するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。
⑪コンピューターを再起動します。
このメッセージですが、通常の運用をしていても発生する場合があります。
ちなみに、ドメイン再参加はDomain Usersの権限でも操作することが可能です。