レビューがそこまでよくなかったので期待せずにみたのですが、想像以上によかったのでアップすることにしました。
youtubeで犯罪系の動画を見ることがあるのですが、親の影響で子供が犯罪をしてしまうようなことが本当にあると感じています。
愛情を受けなかった子供や虐待をされた子供は当然、人へ正常に愛情を向けることができなくなることがあるのです。
人は教育を受けることで、想像以上に変わってしまうことがあると思います。犯罪を犯すことは決して許されないことですが、親の影響でと考えると、やはり、ネグレクトする親から救ってあげることができないかとか考えさせられてしまいます。。。本当に難しいことですが。
まず映画の概要です。
川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください。」容疑者・聖山環菜の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理士・真壁由紀は、夫・我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる。二転三転する供述に翻弄され、真実がゆがめられる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環奈の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが…。(C)2021「ファーストラヴ」製作委員会
監督 堤幸彦
出演 北川景子, 中村倫也, 芳根京子
ジャンル サスペンス
字幕 日本語 [CC]
オーディオ言語 日本語
続いて、参考にした口コミです。
「色々考えさせられる内容だったが、ライトな雰囲気で観る人を選ばないと思った。若い人が、デートとかで見るものなのかな、と思った。個人的には、あまり共感できる人物がいなかったのが残念。大人があまりにひどい人ばかりで、どうしてそうなったのか、と思ってしまう。内容に救いはあるので、重たい気分にはならないし、むしろリアルな設定なのではないかと思う。穏やかな終わり方だったが、これが"病"とか"歪み"とか言うものなら、結果としては全然癒えてないような気がした。深読みするとバッドエンドなのかもしれないとすら思えてくる。人を偏見の目で見ないように、背筋を正された映画。」
「泣けるし、北川景子さんはもちろんですが芳根京子さんの演技がすごかった。
小説も読んでみたいなと思った。」
「この手の作品には湊かなえや東野圭吾、古くは横溝正史などに代表されるように人間の因果や血にまつわる不幸がついてまわる。
それがおどろおどろしく絵ヅラが妙に汚くて途中で観るのを諦めてしまうことがよくある。
この作品のストーリーもとても暗い。
幼少期のトラウマが成人になってもついてまわる。
だが北川景子に見とれ、窪塚洋介に男ぼれしてしまう。だから都合良かった。
最後まで観ることができたからだ。
「ファーストラヴ」というタイトルも面白い。
誰もが苦い思い出とは限らないし、心の奥底のパンドラの箱に閉じこめるほどの重大なトラウマになるほどではないだろう。喜びと悲しみの比率も蟠（わだかま）りも人それぞれだろう。
ただ、その後の人生においてその”人となり”を形成している重要な思い出だ。
NHKドラマでも真木よう子主演で放映されたらしい。
それもこれから観てみたいと思う。」
「どんなに良い曲でも、使い方を間違えると、作品の邪魔になると知りました。
芳根京子の「そんなこと言いましたっけ?」が好きです。
作品の内容は、容疑者と自分の過去を投影する心理師の、トラウマな愛の話。
容疑者と心理師のトラウマに差がありすぎて、同等に扱っているのが疑問でした。
久しぶりに見た、窪塚洋介の空気感が良すぎて、監督に合っていたのか、合わせたのか、もっと見たくなリました。
北川景子は、派手さは無いけどさすがでした。この人を好きにならない人って、いない気がします。」
ネタバレと言いながら、ストーリーは細かく書きませんが、要は親から愛情を注がれなかった娘が自傷行為をしていたことが要因で、誤って父親をさしてしまったという話です。
さらにそこから悲惨なのが、事故だったのに母親は娘を気にするどころか責めてしまいます。
結果、自分が嘘つきと言われ続けた結果、自分がやったと自供してしまってという話です。この話の裏で、北川景子も子供に興味を持つ父親に悩まされた過去があり、同じ立場で分かり合えるからこその弁護という流れです。
親に虐待を受けるとか、放置されて育つとか、環境は様々ですが、間違いなく子供によってよくない環境ですし、それが与える影響というものを考えさせられる内容です。
この作品でこういった人間もいるんだということや、逆に人は変われるんだということもいい意味で救われるところもあって、ひどいバッドエンドにならなくてよかったです。
しかも最後、判決が厳しいのも日本らしくて嫌な気持ちになりましたが、、、全体を通してよかったと思います。ただ、一つ思ったのは二人の経験している内容が近いというよりは思ったよりかけ離れていたので、フィクションだなと思いました。
 |
