これまでvCenterサーバは、Windowsサーバ上でしか構築したことがなかったんですが、実はアプライアンス版もあります。
少し前まであまり、評判がよくなかったようですが、最近はかなり使えるようになっているそうです。実際に操作していないので何とも言えませんが。
アプライアンス版が成熟してくれば、vCenterサーバの構築が楽になるので、方向性的にはいいですね。ただ、スペックの細かいチューニングができないかもしれませんが。
個人的には操作したことがないですが、WinSCPで証明書をvCenter Server Appliance6.xへアップロードでエラーが出るそうです。
情報元は公式サイトです。
WinSCP を使用してファイルを vCenter Server Appliance にアップロードするとエラーが発生する (2147941)
【対象】
VMware ESXi 6.0.x
VMware vCenter Server 6.0.x
VMware vCenter Server Appliance 6.0.x
VMware vCenter Server Appliance 6.5.x
⑦または、PSCP を使用して、ファイルを Linux システムから vCenter Server Appliance にコピーすることもできます。Linux で、コマンドはローカルで実行され、転送は成功します。
アプライアンスはそれほど使っているところは少ないでしょうから、あんまり遭遇するケースではないと思いますが、参考にしてみてください。
【事象】
WinSCP を使用して証明書ファイルを vCenter Server Appliance にアップロードしようとすると失敗する。
次のエラーが表示される。
ホストが 15 秒以上通信していません。問題が繰り返し発生する場合は [接続バッファ サイズを最適化する] をオフにしてみてください。
(Host is not communicating for more than 15 seconds.If the problem repeats, try turning off 'Optimize connection buffer size'.)
【解決方法】
WinSCP を使用してファイルをコピーする場合、操作の一部はターゲットの Linux システム上で発生します。デフォルトのアプライアンス シェルを、WinSCP のリモート パートナーにすることはできません。次のように、アプライアンス上で Bash シェルを有効にする必要があります。
①vCenter Server Appliance への SSH 接続を開始します。
②プロンプトが表示されたら、root ユーザーのユーザー名とパスワードを指定します。
③次のコマンドを実行して、Bash シェルを有効にします。
shell.set --enable True
④次のコマンドを実行して、Bash シェルにアクセスします。
shell
chsh -s /bin/bash root
⑥WinSCP を使用して、証明書ファイルを vCenter Server Appliance にアップロードします。
アプライアンス シェルに戻すには、次のコマンドを実行します。
chsh -s /bin/appliancesh root
⑦または、PSCP を使用して、ファイルを Linux システムから vCenter Server Appliance にコピーすることもできます。Linux で、コマンドはローカルで実行され、転送は成功します。
アプライアンスはそれほど使っているところは少ないでしょうから、あんまり遭遇するケースではないと思いますが、参考にしてみてください。