Cisco L3スイッチ、ルーターでダイレクトコネクト間のNWセグメントでPCから通信できないという事象があり、無駄にはまったので、また起きたときに忘れないように備忘録です。
基本的に自分が持っているネットワークであれば、ルーティングの設定はいりません。
今回、PCからL3の対向のゲートウェイアドレスにもPingの応答がなく、当然、ServerのIPにもPingが応答がありませんでした。
PC
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L3スイッチ
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Server
今回は特殊環境だったので、いくつかが合わさってトラブルになりました。
まず、検証環境のNWだったのですが、会社のNWと併せて無線とワイヤレスの両方の通信をしていました。
Tracerouteをたたいてようやく気付いたのですが、検証の有線LAN側ではなく、会社のワイヤレス側のNWへTracertの経路がでていて、優先されていました。
ということで、どちらも仕事で使いたくなったので、対策として、Windows端末側にスタティックルートを設定しました。
■追加
C:¥> route add 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 10.1.1.1 -p
■削除
C:¥> route delete 192.168.1.0
複数のNWを同時に利用する場合は、意外とTracertコマンドが切り分けで役に立ちます。
続いて、もう一つはまった理由。
上記設定で検証環境に接続できるようにはなりました、ただ、サーバからPingの応答がない。
よくよく考えたら各サーバのGWは別で設定されていて、今回、L3SWを拡張してつなげたような構成だったので、サーバ側のGWを今回追加したL3スイッチ側のGWに設定しなおしてようやく、PC端末とサーバ間で通信が可能になりました。
ということではまりポイント2個、ひさしぶりに同様の作業をしたらはまりそうなので、メモです。