昔から好きな洋楽ロックバンドの一つが”MR.BIG”です。
実は、 MR.BIGは私が最初にちゃんと聴いたバンドだったんですが、初めて聴いて衝撃が走った事を憶えています。
日本の音楽にない、脳に響くカッコいい音楽というのが第一印象でした。
私が聴いたのは、3thアルバムの「Bump Ahead」でした。このアルバムは初心者にはバランスのいい楽曲ばかりで、すぐにファンになりました。
ところが、次の4番目に出したアルバム”Hey Man”。これがすごく玄人が喜ぶような楽曲で、正直、第一印象は最悪でした。
商品の説明ポール・ギルバート在籍の最後のオリジナル・アルバム。特に日本で驚異的なセールスを記録した4作目。大ヒット曲「テイク・カヴァー」収録<オリコン初登場1位>《オリジナル1996年作品》完全初回生産限定盤SHM-CD仕様最新リマスタリングボーナス・トラック追加収録
曲目リスト
MR.BIGも、このアルバムを同じミュージシャンなら理解してくれるアルバムみたいな言い方をしていました。つまり、音楽的技巧を散りばめてはいながらも、素人には分かりにくいアルバムになっているのです。
しかし、いざ聴きつづけると、このアルバムのレベルの高さを知る事ができます。何しろ、聴けば聴くほど、良さが分かってくるのです。BonJoviのアルバムで例えるなら、”These Days”が近いかもしれません。
実は、世の中で受け入れやすい音楽とは、キャッチーな分かりやすい音楽であり、細部までこだわった音楽ではないのです。
逆を言えば、MR.BIGファンなら絶対に聴け!というアルバムが”Hey Man”だったりするのです。
では、個人的にこのアルバムのおススメ曲を紹介します。
★Jane Doe
この曲は、ドラムとベースのリズム感がすごく心地いい曲なんです。まさに、ビリー・シーンとパット・トーピーのテクニックだからだせる曲だと思います。
★Where Do I Fit In
この曲は、個人的にとても好きな曲で、特にギターソロに入るあたりのエリックのボーカルの雰囲気がいいです。ただ、この曲も何回も聴かないと良さに気づきにくい一曲です。
★Out Of The Underground
この曲はとにかくドラムが好きです。Hey Man全体に言えますが、ドラムとベースのリズム感がたまらなくいいです。それに合わせてギターもかっこよく、特にギターソロはいい味出してます。
★Dancin' Right Into The Flame
この曲は全体的に暗いイメージなんですが、それがまたいい感じなんです。この曲からも分かりますが、激しいロックというよりは、一枚のアルバムとして映画のように流れになっているアルバムなんですよね。
全体を通して聴くと、このアルバムの良さが分かります。今回は、ちょっとマニア視点で選曲してみましたが、「Trapped in Toyland」「Take Cover」「Goin'Where The Wind Blows」なんかも、、、と思ったら捨て曲がない名盤だと気づかされます。
1度や2度聴いただけだと、このアルバムの良さが分からないと思いますので、根気よく聴いてみてください^^